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次の日、
朝、出勤すると、すぐにバタバタし始め、
お昼休憩を取れずにいた。
すると、そちらも忙しかったらしい同僚が医務室にやって来た。
同 「A！
一緒にお昼ご飯食べちゃお。
医務室、30分貸切！」
この子は、元気のない私を心配して
ご飯に連れて行ってくれた美人な同僚。
その後に続いて、西野さんともう2人。
同年代のこのメンバーは仲が良くて、よくお昼を一緒にしている。
医務室の扉に、只今不在です、のプレートを掲げ、
皆んなでお昼休憩。
同 「Aと西野君、この前あの人の対応したんでしょ？ほら、あのナンパ男。どうだった？」
「私は特に何もなかったよ？」
西 「いや、気をつけた方がいい。
あの後、やたら佐木さんのこと聞かれた。」
「え？」
西 「下の名前、歳、普段どこで働いてるのか、
彼氏はいるのか、とか色々。
あ、でも特に何も答えてないから、安心してね。」
「そっか…、ありがとう。」
同 「気をつけなね。
それはそうと、A、何かいいことあった？
この前まで元気なかったのに、今日は何か元気だよね？」
ドキッとしつつ、浮かんだのはココくんの顔。
「そうかな…？普通だよ。」
同 「彼氏でもできた？」
「かっ、彼氏？！」
同 「あ、これはいるわ。いい人。
どんな人？
デートとかした？」
「えー…。付き合ってはいないよ？
一緒にご飯食べたり…。
優しい人。」
同 「いいじゃん！告白は？」
「そんな、告白なんて…。
あっ、プレゼント貰ったよ。
赤い簪なんだけど…。」
私は携帯で撮った簪の写真を見せた。
すると4人が画面を覗き込む。
同 「これ、赤珊瑚かな…。べっ甲だね。すごい、めっちゃ高いやつだよ。」
「そうなの？
やっぱり申し訳ないなぁ…。」
同 「いいじゃん。
ていうか、その人、きっとAのこと好きだと思う。
高価なプレゼントもだけど、
男の人が簪を贈るって、意味があるんだよ。」
「えっ、意味？」
同 「私、そういうの好きなんだー。
意味はね…
��あなたを守りたい��
だったかな。
まあ、その人が知ってたかは分かんないけど。
……あらま、顔真っ赤。西野君、ドンマイ。」
ココくんが知っていたかは分からない。
でも男の人たちに攫われたあの事件の後、彼は何度もそれに似たことを言っていた。
それに用意周到な彼のこと。
知っていて贈ってくれた気がして、
私は涙が出そうだった。
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きりん。(プロフ) - 紫月@ｴﾀﾌｪｱさん» たしかに今回まとめて更新できて、早めにお届けできましたねー。読んでいただきありがとうございます！ (2022年11月6日 2時) (
レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
紫月@ｴﾀﾌｪｱ(プロフ) - もう4話終了！？速い、早すぎる((そして、好き (2022年11月5日 23時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - bloodyrose77さん» そんな風に言っていただけるなんて、本当に恐縮です。最後までキュンキュンをお届けできるよう、頑張りますね！ (2022年11月5日 17時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
bloodyrose77(プロフ) - ココ落ちの夢小説の中でナンバーワンになりました！言葉に長けてらっしゃってとても、読みやすく尚且つとてもキュンキュンなるお話でした！更新楽しみにしております！ (2022年11月5日 16時) (レス) @page48 id: 1b5535e4ab (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - ちいさん» なんてこと…！ありがとうございます！とっても嬉しいです。まだ誰をお相手にするかは決めていませんが、新しいお話もご期待に添えるよう、がんばりますね！ (2022年11月5日 15時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年10月30日 23時
