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そしてお風呂から出たあと。
みんなに、今夜この島を出ることをナミさんが伝える。
ゾロさんやサンジさんが、お風呂での私と同じようなことを言う。
ルフィさんに決めてもらおう！といったウソップさんだったけど、
ルフ「よし！もう一回アラバスタ料理食ったら行こう！」
なんて言うから、ルフィさんは怒られていた。
そんなとき、電伝虫が私たちにかかってきたと兵士さんが伝えてくれた。
ボンちゃん、と名乗ったその人は、私たちの友達だと言い張るらしい。
誰も知らないけれど。
とりあえず話してみよう、と受話器をとると、
ボン「モシモシィ!!?モッシィ！？がーっはっはっはっ！あァちしよォ〜〜う！！あ！ち！シ〜〜！！」
なんて騒がしい声が聞こえる。
あぁ、聞き覚えがある。
あのオカマだ。
受話器を手に取ったサンジさんは、嫌そうな顔をして受話器を置いた。
しかし直ぐにかけ直してくるので、何だよ！！とサンジさんが怒る。
今度はルフィさんが受話器を取ると、また騒がしく話し始めた。
要件は、ルフィさん達の船は、今このオカマが預かっているらしい。
サンドラ河の上流にいる、と伝えられ、電話を切った。
なんかペラペラ話し出したからこっちから無理やり切ってやった。
罠かもしれないけれど船が取られているなら行くしかない、そう言って仕度を始めるみんな。
すると、ビビさんが声を上げた。
ビビ「ねぇ、みんな。私...どうしたらいい...？」
そんなビビさんに、12時間猶予をあげると伝えるナミさん。
船を奪い返したあと、明日の昼の12時ちょうどに東の港へ1度だけ船を寄せる、と言う。
乗るならその一瞬だけ。
もし乗るのなら、そのときは歓迎する、海賊だけどね、なんて言って笑うナミさん。
ナミ「...で？Aも話、あるのよね？」
ウソ「はっ！そうだった！あとはルフィだけなんだよ！」
ルフ「ん？おれか？？」
ルフィさんは自分を指さし、首を傾げる。
「ルフィさん。私、これからも目的の人を探し続ける為に旅をする予定なんです。その人と一緒に、ある人の本懐を遂げなきゃならない。だからその人に会ったら私はこの船を降りることになるけれど、彼に会うまで、一緒に、船に乗せてもらってもいいですか？」
ルフ「おう！そんなことか！もちろんだぞ！そいつに会ったあとも一緒に冒険しようぜ！」
ナミ「だからそれが出来ないって言ってんの！」
あ、拳骨。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
