個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ40)

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それから男子陣の覗きがバレ、ナミさんの幸せパンチをくらい、鼻血をだして倒れていた。

湯船にゆっくり3人で浸かり、のんびりと話す。

ナミ「Aのソレ、本当に背中から生えてたのね...。」

ナミさんは、私の背中の羽根を見ながらそう言った。

「そうじゃなかったらなんだと思ってたんですか。」

ナミ「偽物だとは思ってなかったわよ。でもこうして生えてるのみるとやっぱりすごいわね...」

そう言いながら羽根をツンツンと触っているナミさんと、その隣で控えめにちょんちょんと触ってくるビビさん。

「ビビさん、全然羽根、触ってもらって大丈夫すよ？」

ビビ「え！ありがとう！！」

そういった途端、もふもふとしてくる。

かあいい。

そういえばトガちゃん、よくカアイイですねぇ、って私のところに来てたなぁ。

敵ながらものすごく可愛かった。

ナミ「あのね、ビビ。...迷ってるんでしょ？私達、今夜にでもここ出ようかと思うの。」

突然のことに、驚くビビさん。

「まぁ、確かに。ルフィさんも目覚めしたし、ここにいる理由ありませんもんね。港の海軍も気になりますし。」

ナミ「そういうこと。Aはこのまま乗るのよね？」

「ルフィさんの許可が得られれば...」

ナミ「アイツはもちろん乗ってくれって言うわよ。Aがトラファルガー・ローに出会ったときでさえ言うと思うもん。ま、そのときは私が止めてあげるわよ。ほんとは行かないで欲しいけどね！！」

ビビ「ふふっ、Aさんの為だものね。」

ナミ「Aが私たちの船に残りたいっていうならその男を説得するけど！」

「ローは頑固ですからね〜。」

ナミ「負けないわよッ！」

そうして3人でのんびりと笑いあった。

家出してきたときはちょっと不安だったけど、家出してきてよかったと、今なら心の底から思える。