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「...で、目覚ましたらこっちにいたんです。生まれつき羽根は生えてました。まぁでもそんなガキが突然生まれたら親もパニくるじゃないですか。お前は鳥だ！とかバカなこと言って私を鳥の背中に乗せたんです。」
あの人ら、本当に何考えていたんだろ。
「で、その鳥から落ちた先にいたのがドンキホーテ・ドフラミンゴです。」
ビビ「ド、ドフラミンゴ！？」
「そーです。その人に育ててもらったんですよ。ガキは1人じゃなんにも出来なかったんで。それからローに出会いました。で、ローは色々あってドフラミンゴのとこから逃げ出したんです。そのとき、私も一緒に逃げよう！って言ってくれたんですけどね。」
ビビ「行かなかったのね...」
「そのときは何がなんでもローを逃がさなきゃいけない状況でしたから。ローに私が協力している事もバレてなかったし、ローだけを逃がしたんです。」
ビビ「それで、トラファルガーさんはAさんのことを迎えに来るって言ったの？」
「はい。それから私はドフラミンゴについて行きました。ローが逃げる前、絶対にAのこと迎えに行くから、会いに行くから、待ってろ！って言ったんですよ。それから11年ですよ！？何してんでしょあのバカ。」
ビビ「それで自分から来ちゃったの！？」
「だってもうあいつのとこいるの我慢の限界でしたもん。」
ビビ「王子様を待たなきゃダメよ！」
「私姫でもなんでもないですもん。...でもあれですね、初恋は叶わないってあれマジなんですね。いや、叶ったけど死んだからなぁ。びっくりでしょ？」
そう言ってケラケラと笑った。
ビビ「その、荼毘さんって人は...」
「まだ今でも復讐に燃えているのか...ま、死んだ私には分かりませんよ。そーいえば私の悪魔の実の能力、荼毘の個性と同じなんですよ。」
そう言うと、ビビさんは目を丸くした。
ビビ「え、そんな偶然...」
「まさかの運命の相手だったんですかね？荼毘。いやぁ、びっくりですよ。見事にデメリットまで同じとか。」
エースさんの個性と比べると、こっちは超人系だから炎の熱感じるんだよなぁ。
でも炎の熱やら威力やらは炎が青い分こっちの方が上だ。
そんな、エースさんと比べた場合のメリットデメリットもビビさんに話す。
ビビ「Aさん...無理だけはしないでね！」
「えへへ。もうしないですよ。1回死んで懲りました！」
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
