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それからアルバーナへと向かっていき、部屋を出たクロコダイルと、隣にいた女の人。
「やっとか。」
私は羽根を数十枚、檻の隙間から外に飛ばす。
そんな私の様子を静かにみているゾロさんとスモーカーさん。
ルフィさんとウソップさん、ナミさんはビビさんの方に注目している。
ルフ「避けろビビ！！」
ウソ「逃げろビビ〜！！」
先程クロコダイルによって階段から落とされ、動けないビビさん。
そんなビビさんに噛み付こうとしている大きなバナナワニ。
「行け、剛翼...！」
私がそう言うと、バナナワニがビビさんに噛み付く。
ルフ「ビビー！！！」
しかし、ギリギリで私の剛翼は間に合っていたようで、ビビさんの服に引っかかり、彼女を移動させられていた。
そして残りの羽根でバナナワニに攻撃し、一体を倒した。
ウソ「な、なんだ！！？」
ゾロ「お前だろ？」
「そうですけど...」
ビビ「Aさん...！ありがとう！」
「いえいえ。人を救けるのが私の役目ですから...って言っても、今はビビさんに救けてもらわないといけない立場なんですけどね。ほんっと面目ないです。」
そう言いながら羽根を操り、ビビさんを階段の上に移動させる。
ビビ「ありがとう、Aさん！...みんな！！もう少しだけ我慢してて！！必ず助けを呼んでくるからっ...！私は絶対にみんなを見捨てたりしない！！」
「頼みます、ビビさん！」
にひっ、と笑い、ビビさんにそう叫ぶ。
それからビビさんは走っていき、私は檻の外のバナナワニを見る。
「コイツも鍵食べたヤツじゃない...」
そう言いながらまた羽根でワニを倒す。
ルフ「Aのその羽根すげぇな！！！」
「ありがとうございます。」
ルフ「なぁ〜！それ1枚くれよ！！」
「は！？いや、あげませんけど！」
ルフ「えぇ！？じゃあちょっと触らしてくれよ！」
「...それならいいですけど。」
そう言ってルフィさんの方に羽根を1枚飛ばす。
ルフ「おぉ！すげぇ！硬ぇのにまがるぞ！」
「良くしなるって言ってくださいよ。」
ゾロ「これでさっきビビを持ち上げてたよな？こんなモンで人1人持ち上げられんのか？」
いつの間にかゾロさんもルフィさんの方に移動していて、羽根をちょんちょんと触っている。
「それなりにその羽根、パワーあるんで。」
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
