Prolog ページ2
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その女とローは、スワロー島のはずれで出会った。
血まみれで倒れているローを心配したAは、彼をおぶり、自分が世話になっているおじいさんの元まで運んだ。
そこでローと仲良くなり、ペンギンやシャチ、ベポとも知り合い、彼らが海に出ると決意したときに、Aもちゃっかり船に乗ってついて行ったのだ。
そんな彼らも、もうグランドライン前半の航海を終える寸前だ。
「ねぇ、ベポ。次の島はどこなの？」
Aは航海士であるベポの隣に座りながらそう聞いた。
ベポ「次はねぇ、サロナ島だよ！」
ペン「てことは、その次がシャボンディか。」
シャ「そして魚人島！！！やべぇ！人魚！人魚姫会えるかなぁ！！」
ペン「姫だからなぁ、。でも一目見てみてぇよな。」
「魚人島ねぇ。」
ベポ「クマの人魚いねぇかなぁ、」
「人魚だよ？それじゃ人熊か熊魚になるわ。」
そんなふざけた会話をしていると、船長であるローがやってきた。
ペン「あ、キャプテン！」
「珍しいね、こんな時間に甲板に来るの。」
ロー「そういう気分のときもあるんだよ。」
ローはAの隣に座り、そう言った。
「サロナ島ってどんな島なの？」
Aがそう聞くと、ペンギンが答えてくれた。
ペン「それなりに賑わってる島らしいぞ。特に海賊が荒らしてるとか海軍がいるとかいう情報もねぇよ。」
「へーぇ。」
シャ「今回はみんな街に出て買い物しそうだなぁ！」
ペン「また小遣い振り分けねぇと、、」
この船のお金の管理をしているペンギンがそう言った。
「あ、ペンギン。私今回もお小遣いなしで。」
Aがそう言うと、ローは顔を顰めた。
ロー「またお前は、、」
「賑わってる島なんでしょ？チャラそうなヤツ捕まえる。」
Aのこのクセだけは、どうしても治らないらしい。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
