サロナ島 ページ3
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サロナ島に着いた私たちは、島に買い物に行った。
船番を任せられたクルーは少し悔しそうに、楽しんでこいよ！！！！！と言っている。
公平なじゃんけんで負けたんだ、仕方がない。
私は電伝虫と少量のお金だけを持ち、街を歩く。
するとチャラそうな男が私に声をかけてきた。
ラッキー。金持ちそうだ。
男「ねぇお姉さん！今1人？」
「うん。1人なの。」
その男は笑顔を浮かべて、私を遊びに誘った。
男「おれも今暇なんだよ〜！一緒に遊ばね？？」
「ほんとに？やったぁ！嬉しい！」
自分の顔がいいのは知っている。
だから笑みを浮かべ、その男について行った。
ヒロ「どっか行きたい場所とかある〜？？」
ヒロ、と名乗ったその男は私にそう聞いてきた。
「ん〜、おさんぽ気分で歩き回ってたから私手持ち無沙汰なんだよねぇ、。それに旅人だからこの島のこと分からないの。ヒロくんこの島の人？」
ヒロ「へぇ！旅人なんだ！俺ここの島の人だよ！良かったら、案内しようか？？」
「そうしてくれると助かる！」
ヒロ「よし！任せろ！！欲しいものでも食いたいものでもあったら言ってくれたら俺買うからね！」
「え！？申し訳ないよ！」
ヒロ「いいのいいの！ほら！行こ！！」
そう言って私の手を取り、そのまま指を絡めてくるヒロ。
ぎゅっと握り返せばこっちに微笑んでくる。
ただの好青年にみえるけど、下心隠しきれてない。
今まで何回こんな感じのことしてたと思ってんだ。
それからショッピングモールに案内され、色んなお店を見て回る。
ずいぶんと私の顔に見惚れているのか、はたまた大金持ちなのか。
これ可愛い、、と呟いてしまったものはすべてプレゼントしてくれる。
おかげでたくさんの買い物袋を持っている。
ヒロという男が。
どうやら大金持ち、というわけではなく、私の顔面に心底惹かれているらしい。
あとチラッチラ胸見てくるから体目当てだろこいつ。
日もくれ始めた頃、
ヒロ「せっかくだしさ、お酒とか飲みに行かない？？」
とヒロが言い出した。
「え！行きたい！」
ヒロ「俺の家、いい酒あんだけどさ、どう？」
「へぇ！行ってもいい？」
ヒロ「もちろん！」
それからヒロの家にあがり、お酒をもらう。
「わ、おいしい！」
確かにいいお酒だ。
ロー達にも飲ませてあげたい。
「あ、そうだ。あのね、教えて欲しいことがあるの。」
程よくお酒も回ってきた頃、そう口を開いた。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
