104期訓練兵のお姉さん (ページ7)

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あの年齢をバラした日以降、訓練兵のみんなと話す量が圧倒的に増えた。

みんながA姉さん、と呼んでくれるようになった。

エレ「A姉さん！今日の座学、全く分かんなかったんだけど教えてくれねぇか？」

「いいけど...、アルミンは？」

エレ「サシャとコニーに教えてて手一杯だったんだよ、」

...確かに。

あの二人に教えるのは大変だ。

ちなみに。

コニーだけは姉貴と呼んでくる。

なぜだろう。

「じゃあ図書室にでも行こっか。」

エレ「おう！ありがとう！！」

そうして2人で図書室まで歩いていると、ライナーとベルトルトとすれ違った。

ライ「エレンにA姉さんじゃないか。これからどこか行くのか？」

エレ「おう！今日の座学教えてもらおうと思って！」

ベル「確かに今日の話は少し複雑だったね...」

エレ「やっぱりそうだよな！？お前らはこれからどこ行くんだ？」

ライ「俺たちはこれから立体機動の自主練だ。」

エレ「う、俺もやりてぇ...！」

「じゃあ座学の勉強、すぐに終わらして一緒に行こうよ。」

エレ「！、おう！」

それからライナー達とわかれ、図書室に向かう。

図書室で勉強中、所属兵団の話になった。

エレ「A姉さんも調査兵団志願だったよな？」

「うん。エレンもでしょ？生き残れたら良いね。一緒に頑張ろう。」

エレ「おう！訓練兵を卒業してもA姉さんと一緒なら心強ぇよ！」

「私よりもミカサと一緒の方が心強いでしょ？」

エレ「そりゃあ、A姉さんよりミカサの方が立体機動とかは色々すげぇけど...、」

うっ...、ハッキリ言われるとちょっと辛いものがあるかも、。

エレ「でもA姉さんは頼りになるし、いっつも優しいし、訓練とかで辛いときはいっつも慰めてくれるし、A姉さんがいるだけでみんな安心すんだ！だからみんなA姉さんのことを姉さん、って呼んで慕ってるんだと思うぞ。」

「...そんな嬉しいこと言ってくれる子には今度夕飯のパン分けてあげるね。」

照れ隠しに、そんなことを言ってみたり。

エレ「いいのか！？ありがとうA姉さん！」

「ふふっ。今が育ち盛りなんだからいっぱい食べてね。」