104期訓練兵のお姉さん (ページ38)

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その後リヴァイ兵長は皆に冷静になるように声をかける。

でもエレンだけはそうはいかなくて未だに騒いでいる。

それから自分の手を見つめ、それを噛んで巨人化しようとするエレン。

そんなエレンにペトラちゃんが声をかける。

それはしてはいけない、と。

だけどリヴァイ兵長はエレンにやりたきゃやれ、と言った。

自分を信じるか、調査兵団組織を信じるか。

せいぜい悔いの残らない方を自分で選べ、と。

エレンは何かを思い出すようにしたあとに少し悩む。

そんなエレンに信じて。というペトラちゃん。

「.....エレン、時間が無い。はやく選んで。」

そう答えを急かすと、進みます！と言ったエレン。

加速して迫ってくる女型の巨人。

そのまま逃げていると、罠のある場所まで辿り着き、女型の巨人を捕らえることに成功する。

その後はリヴァイ兵長の指示に従い、私は馬をペトラちゃんに預けてリヴァイ兵長と共に女型の巨人の元まで行く。

捕らえられて動きがとれなくなっている女型の巨人。

項を自分の両手で抑えて削がれないようにしている。

リヴァイ兵長とミケさんが項を削ごうとしているけれど何やら問題が生じているみたいで。

その間に私はアンカーを女型の巨人の頭に刺して、女型の巨人の顔の前にぶら下がる。

そんな私をじーっと見ている女型の巨人。

＿＿＿あぁ、誰だ。

嫌な予感ほどよく当たるなんて言い出したのは。

この3年間、何度も感じたことのある視線を今ここで感じて、嫌な予感が頭の中をふと過ぎる。

お願いだから、そうであってほしくない、。

そう思っているうちに項を削ぐことを諦めたのか、次の作戦の準備が進んでいく。

その間にリヴァイ兵長は女型の巨人の頭の上に乗り、何かを話している。

それには無反応でずっと私の方を見ている女型の巨人。

兵長も不思議に思ったのか女型の巨人の視線の先にいる私に目を向ける。

...あぁ、お願いだから、、当たらないでよ、私の勘。

そう強く願いながら、今の女型の巨人と同じように私を見ていた女の子にしていたのと同じ動きをする。

優しく微笑んで、ゆっくりと首をコテン、と傾ける。

どうしたの？と聞くように。

そうすれば彼女は.....女型の巨人は、ハッとしたように目を1度見開いたあと、突然叫び声を上げた。

「ぁ...、」