104期訓練兵のお姉さん (ページ19)

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あれから数分。

私達はジャンの指揮で無事に本部まで到着した。

「ありがとう、ライナー。」

ライ「姉さんが無事なら良かったさ。」

そう言うものの、本部に来たはいいが3〜4m級の巨人が8体ほどいるらしい。

そんな中でガスの補給なんて出来ないし、そもそも外からも巨人が入ってくる。

ジャンが補給班の人達に怒鳴っている横でどうしようかと考えていると、突然何かが突っ込んでくる。

サシ「姉さん！！」

サシャにギリギリで助けられて瓦礫の直撃を避ける。

一体何が...、と何かが突っ込んできた方向を見ると、巨人の頭が2個ほど並んでいた。

「人が集まりすぎたんだ...、」

もうガスが無いから私は動けない。

でも何とかしないと、、一体どうやって？？

そう考えていると、巨人の顔に大きな拳が当たった。

...巨人が、巨人に殴られた、？

そう思った瞬間。

巨人は2体まとめて吹っ飛んで行った。

「なに、今の...、」

私がそうつぶやくと同時に、ミカサとコニー、アルミンが本部に入ってきた。

ジャ「ミカサ！」

「アルミン！コニー！」

コニ「成功だ！姉貴〜！俺成功したぞ！！」

アル「あの巨人は巨人を殺す巨人なんだ！」

「巨人を殺す、巨人...？」

その後事情を聞けば、あの巨人は私たちに全く興味を示さず、ただ巨人を殺していっているらしい。

それを利用する、とアルミンは言った。

あの巨人が暴れている間に私たちはガスを補給しよう、と。

サシ「で、でも！補給室には3〜4m級の巨人が8体居るらしいんです！」

コニ「ハァ！？そんなのどうすりゃあ...！」

「...補給室って、リフト下ろせたよね？アルミン、違わない？」

アル「違わないけど...、！そうか！ここには鉄砲があるから...、」

アルミンも私の考えに気づいてくれたようだ。

コニ「な、なんだよ、一体何の話だ！？」

「みんな、この建物には鉄砲があるはず。探して欲しい！！」

ジャ「鉄砲！？鉄砲なんかで巨人をどうこうできるわけ...、」

ライ「...A姉さん、アルミン。何か考えがあるんだな？」

アル「うん...っ！」

ライ「ならそれに賭けてみよう。」

サシ「私達のA姉さんと賢いアルミンが言うんです！行きましょう皆さん！」

ジャ「...仕方ねぇな。」

そうしてみんなは鉄砲を探しにいってくれた。