104期訓練兵のお姉さん (ページ11)

今日:57 hit、昨日:71 hit、合計:163,276 hit

・ページ11

・

それから帰ってすぐ。

私はジャンの元を訪ねた。

「ジャン。話がある。」

ジャ「ん？どうした。」

「ジャンが黒髪がタイプな理由が分かった。」

ジャ「はァ？」

「ジャンが一目惚れしたのも分かった。私は今まで一目惚れとか信じない派だったけど考えを改めるよ。」

ジャ「あー、とにかく。姉さんは黒髪の男に一目惚れしたんだな？」

「その通り。」

ジャ「な？やっぱ黒髪良いだろ？」

「異論はない。」

ジャ「姉さんとは今まで完全に分かり合うには何かが足りねぇと思ってたけど今分かり合えた気がするぜ。...で？相手は誰なんだ？」

「リヴァイ兵士長。」

ジャ「...って、スゲェ人じゃねェか！！」

「らしいよね。」

ジャ「人類最強っていわれてる人だぞ！？」

「え、そんなに強いの？知らなかった。」

ジャ「なんにも知らねぇのかよ！」

「一目惚れだからね。でもそんなすごい人だとお近づきになれないよね、。でも調査兵団に入るわけだし、挨拶する機会くらいならあるかも。」

ジャ「恋する乙女かよ。」

「間違ってないよ。」

ジャ「そういや姉さん、彼氏とかいたことあんのか？」

「あるよ。今年25だよ？恋愛経験は少しくらいならあるもん。」

ジャ「は、マジか！？あんのかよ！」

「15の頃に初めて彼氏出来たけど私と兄さんが仲良すぎるって嫉妬してきて面倒くさくて別れた。ひとつ屋根の下に一緒に住んでるとか無理らしかったみたいでさ。兄妹だから仕方なく無い？それで17のときにできた彼氏は4股してたから別れた。」

ジャ「四股！？」

「今思っても酷いよね？」

ジャ「おう。」

「で、18のとき出来た彼氏は私が髪長いの鬱陶しくなって邪魔だなぁって思って切ったらなんで俺に何にも言わずに髪切ったの！俺Aの長い髪好きだったのに！もう嫌！別れる！！って言われて別れた。」

ジャ「...男運悪すぎねぇ？」

「だよねぇ。」

さすがに私が可哀想だ。

ちなみに全員その後復縁しようって言ってきたけど断った。