個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ7)

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目を覚ますとオーズがもう少しで倒せそうな状態だった。

あと一撃で倒せそうだ。

すぐに状況を整理し、自分が何をすべきか考える。

ゾロさんの隣に立ち、ウソップさんが作ってくれた冷却器...あのナミさんのクールボールがでる棒で体を冷やす。

ゾロ「いけるか。」

「あと一発くらいなら。」

ロビンさんの作った足場を、ルフィさんを抱えたブルックさんが登っていくのを見ながら私とゾロさんはそう話していた。

ナミさんの天候棒で雨を降らし、フランキーさんとウソップさんの作った超低温冷気砲で雨を凍らし、オーズの足元を固定。

おかげで私の身体も冷えていく。

サンジさんがオーズの上半身に鎖をかけ、オーズの動きを封じる。

チョ「ゾロ！A！オーズの腹を引かせて！！！」

そう叫んだチョッパーさんに返事をし、ゾロさんがオーズの左腹、私は右腹を狙う。

「赫灼熱拳プロミネンスバーン＿＿」

そう叫んでオーズの腹に攻撃をする。

そのままサンジさんとチョッパーさんは先程の鎖を使い、オーズの背骨を真っ直ぐに伸ばす。

どうやらそうすることで、人の体は衝撃を和らげることが出来るらしいのだが、背骨を伸ばすことで衝撃の逃げ場はなくなるらしい。

そんなオーズの頭上からルフィさんが攻撃をしようと降ってくる。

特大のバズーカーをくらえ！と叫ぶルフィさんに、そんなモンバズーカーで打ち返してやる！と言うオーズ。

しかし右腕が動かず、抵抗できないオーズ。

ルフィさんはオーズにバズーカーを当て、オーズを無事に倒すことが出来た。

と言っても、行動不能にしたけれどオーズには痛みもないし、気を失ったわけでもなかった。

怖いなぁ、と思いながら私は地面に横たわり、凍っている地面の元まで這って行った。

氷の地面の上に寝転がると、熱い身体からジュッ...、と嫌な音が出て、湯気のような煙が身体から上がる。

「あっつ...、」

そう呟きながら、私は気を失った。