個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ31)

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ちょっと寂しいなぁ、と思いながら歩いていると、懐かしい声が聞こえてきた。

ゾロ「お、Aか！？」

サン「Aちゅわァ〜〜ん♡♡！！！！」

「え、ちょっと、大丈夫ですか！？」

鼻血を出しているサンジさんを心配しながらも、お久しぶりです！と2人に言う。

42番GRに集まることになったというのを一旦落ち着いたサンジさんに教えてもらい、3人で歩いていると、騒がしいところに辿り着く。

もちろんそんな騒ぎの中心にはルフィさんがいて。

ルフィさんの方に走っていこうとすると、私たち3人の前にパシフィスタが立ちはだかる。

ゾロさんはそのパシフィスタを斬り、サンジさんは首をへし折り、私は燃やす。

ゾロ「おれが斬った！！」

サン「おれが首をへし折ったんだよ！！」

「私が燃やしました！！」

別に張り合うつもりはないけれど、何となく2人とも言ったのなら私も言った方がいいかな、と思いそう叫んでおく。

それからルフィさんと合流し、海軍から逃げる。

途中でレイリーさんを見つけ、彼のおかげもあって海軍の追っ手を振り払えた。

......と思ったんだけど、どうやら回り込まれてしまっていたみたいで。

海軍が正面から走ってき、出来るだけ騒ぎを起こさずに船に行きたいのに(もう遅い)...、と思っていると、突然青い炎とゴーストが現れ、海軍に攻撃をする。

ペロ「やっぱりお前らかこの大騒ぎ。まだここでぐずぐずしてたのか！？」

確か、この子はスリラーバークにいた女の子だ。

サンジさんもそう言っているし、きっと間違いないだろう。

ゾロさんはそのスリラーバークの女の子にお前こそなんでまだここにいるんだ！！と返す。

ペロ「この島に送ってやった恩人になんだその言い草！私がいなきゃおまえ今頃...」

どうやら、ゾロさんは彼女にお世話になったらしい。

「ていうか...、君もまだ居たの？」

荼毘「こっちのセリフだ。」

ルフ「？、Aの知り合いか？」

首を傾げるルフィさんに、2年間一緒に過ごした荼毘です、と紹介する。

荼毘「俺の紹介はいい。とにかくお前ら、さっさと出航した方が良い。島のそばに軍艦が現れた。」

「！、ほんと？」

荼毘「あァ。」

ルフ「じゃあ早くサニー号に行かねぇと！ありがとな！Aの友達！」

「ルフィさん、荼毘は私の友達じゃないです。」