個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ30)

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再集結ページ30

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そんなこんなで2年。

だいぶ強くなったと思う。

ちなみにこの2年間、荼毘は元の世界に帰ることは出来なかった。

「もしまだ帰れないのなら船に乗せてもらおう。私から頼んでみる。」

荼毘「あァ。でもそろそろ帰れる予感がしてる。」

「爆豪くんと焦凍くんもそんな事言ってたっけ。じゃあ荼毘もほんとにそろそろ戻れるんじゃないかな。」

空を飛んでシャボンディ諸島に向かいながらそう話す。

荼毘「帰れたら良いんだけどな。で？シャボンディについたらさっそく船に乗るのか？」

「ううん。とりあえずシャッキーさんのバーに行ってみる。...ほら、あそこ。」

そう言ってシャッキーさんのバーのすぐ前の地面におり、バーの中に入っていく。

「すみませーーん。」

挨拶して扉を開けると、中にはシャッキーさん、レイリーさん、そしてデュバルさん達が居た。

シャ「あら！Aちゃん！」

レイ「おぉ、無事に辿り着けたようだな。」

シャ「隣の人はお友達？」

「2年間お世話になってたんです！」

それからデュバルさん達が船を守ってくれていたらしく、彼らにお礼を言ったあと、麦わらの一味の様子を聞く。

ゾロさん、フランキーさん、が一番乗り、二番のりだったらしい。

シャ「3番目にナミちゃんが来て、ヒマだからショッピングしてるって街に行ったわ。あなたのことも心配してたわよ。もしかしたら来ないかもしれない、って。」

「ちゃんと来ますよ〜！笑」

それからウソップさん、チョッパーさんが来て、その次に私が来たらしい。

私もショッピングをしてから船に行くことにする、とシャッキーさんに伝え、レイリーさんにもお世話になったとお礼を言ってから荼毘を連れてショッピングに。

服などを買った後、荼毘と一緒に船に向かおうとすると止められる。

荼毘「俺は船に行かねェことにする。」

「え？でも戻れるまで...」

荼毘「アイツらの声が聞こえてきてる。焦凍も言ってなかったか？」

「アイツらってトガちゃん達のこと？確かに焦凍くん達は友達の声が聞こえるって言ってた。その後すぐに帰れてたけど絶対にそうとは限らないし...」

荼毘「最悪帰れなくてもそれなりにこっちのことは分かった。生活くらいしていける。」

「そっか...。うん、荼毘がそう言うのならここでバイバイだね。2年間ありがとう、お世話になった。」

そうしてお礼を伝え、私と荼毘はそれぞれの方向に歩き始めた。