個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ24)

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私は麦わらの一味の正式な仲間じゃない。

でも、約束は守らなきゃだ。

まだお礼もちゃんと言えてない。

それに今からローに会う術もないし。

「ねぇ荼毘、お願いがあるんだけど。」

荼毘「なんだ。」

「荼毘はこの世界じゃお金もないし航海術も持ってないし生きる術がないと思う。だから私は荼毘が元の世界に戻れるまで面倒を見る。代わりに私にあなたの個性の使い方を教えて。」

私のメラメラの実はエンデヴァーさんや荼毘の見様見真似だ。

本当はもっと上手く使えるはずだ。

荼毘「個性の使い方っつっても、俺は火力の上げ方しか教えられねぇぞ。」

「それで十分。私はコラさんの本懐を果たせればそれでいいの。」

こうして私は荼毘と修行を始めることが決まったわけだけど。

「とにかくご飯食べよっか。」

荼毘「もう動けんのか。」

「当たり前でしょ。小さい島って言ってもそりゃあ日本に比べれば小さいけど無人島にしては広いし。動物も植物もいっぱいで食料には困らなさそう。」

それからなんだかんだでお肉をゲットし、ときどきサンジさんから学んで得た料理の腕をここでふるう。

荼毘「野生の肉も美味いもんだな。」

「でしょ？」

2人で焚き火を囲んでお肉を食べながらこれからのお話をする。

「個性の使い方を教えてって言ったけどね、先にやっておきたいことがあるの。だから1回シャボンディに行って船に荷物を取りに行く。そこからある場所に行くんだけど...荼毘も来るでしょ？」

荼毘「俺に生きてく術がねェって言ったのはどこのどいつだよ。ついて行くしか選択肢がねぇことは分かってるだろ。」

「確かに。」