個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ13)

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それからオークション開始時間が近づいてくる。

1番GRに行き、目的のお店に入る。

.....何度来ても気分悪い店だ。

そう思っていると、オイ。と入口のところで声をかけられる。

キッ「やっぱそうか。お前、赤羽のAだな？」

「.....ユースタス・キャプテン・キッド、。」

キッ「あァ。お前ンとこのイカレ船長はどうした？」

...ルフィさんのことか。

「すいませーん。私、麦わらの一味の仲間じゃないんですよ。」

ヘラッ、と笑いながらそう言う。

キラ「...仲間割れか？」

「いえいえ。元々人探しの為に海に出てて！そのときに麦わらの一味の皆さんに助けて頂いたんですよ。そのまま乗せていただいてるだけで、別に仲間じゃないんですよ。ではでは〜。」

そう言って1度会釈したあと、見慣れたモフモフ帽子の男の元へ歩いていく。

会場内の階段を降り、その男の側まできたとき。

その男、ローは振り返ってその目で私の姿を捉えた。

口元に弧を描いたかと思えば、口角を上げたまま口を開く。

ロー「久しぶりだなァ、A。」

「ふふっ、久しぶり。ロー。」