赤リップ ページ12
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紫「なぁ、どしてんこれ」
「ん？」
不思議そうな顔をした紫耀が指差す先を見てみると、私がテーブルの上に並べて置いた数種類のリップ達。
「あー、それね、化粧品の整理してたら出てきたの」
紫「赤ばっかやん(笑)」
「紫耀、赤リップ好きでしょ？」
紫「おん」
「だから一時期いっぱい集めてたの」
紫「赤だけでもこんなにあんねんな〜」
「みんな明るさとか色味が違うから顔のイメージ全然変わるんだよ」
紫「へ〜！すごいなぁ！」
目をキラキラさせて、興味津々に並んだリップ達を眺める紫耀に聞いてみた。
「紫耀はどの赤が好み？」
・・・まぁ、予想はついてるけど(笑)
紫「ん〜、俺はね・・・これ！！！」
ほらね、やっぱり当たった(笑)
「ふふっ」
紫「え、なに？」
「それ選びそうな気がしてたから(笑)」
紫「さすがやなぁ(笑)
でも、俺も花音が1番気に入ってるやつわかるで？」
「お、じゃあ当ててみて！」
紫「・・・これ！やろ？」
「なんでわかったの？！」
うそ、本当に当たった(笑)
私の1番のお気に入りはさっき紫耀が選んだのと同じやつだったんだけと・・・
もしかして紫耀は最初からわかっててそれを選んだりした？
紫「花音が1番よく使ってる色がこれっぽかったから」
「すごいね」
紫「さっき俺がこれ選んだ理由、わかる？」
「この中で1番大人っぽい色だったから・・・？」
紫「ちゃうよ(笑)
花音がよく使ってる色やったからやで」
「やっぱり最初からわかってたんだ・・・」
紫「まぁな(笑)
あれ？俺が赤リップ好きになった理由、知らんかったっけ？」
「うん。知らない」
ただ単に赤が好きなだけだと思ってたから、理由があることさえ知らなかった。
紫「俺が初めて花音を見たとき、赤リップつけとって、それから好きになってん」
「そうだったんだ」
紫「やから、花音がよく使ってる色が俺の好みってこと！」
「そっか(笑)」
紫「はい、塗って？」
「え、今？」
紫「そう、今」
「しょうがないな〜」
仕方なく言われた通りにリップを塗って紫耀の方を向く。
「できたよ？」
紫「んふっ、やっぱええなぁ」
「そんなに好き？笑」
紫「めっちゃ好き！笑」
なんて嬉しそうな顔で言われちゃったら
これからも赤リップはやめられないね(笑)
END
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心音(プロフ) - てちさん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(T_T)本当ですか？！実はこの設定ほぼ私自身がベースになってたりします(笑)これからも少しでも癒しを提供出来るように頑張ります！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 初子さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;_;)なるべくリアルな表現が出来るよう心がけて作品を書いているので、そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
てち(プロフ) - はじめまして！遠距離から読ませていただき近距離に突入させていただきました！設定が個人的に自分と似ていてすごくのめり込んでしまいました(笑)毎日の癒しをありがとうございます(／≧ω＼)更新楽しみにしています♪♪ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 06d732a0a1 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - はじめまして(^○^)あたたかいお話がたくさんあって一気に読んでしまいました！とても素敵でリアルです。これからも楽しみにしています^o^ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 5181f1af7f (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ピンクローラースケートさん» ありがとうございます！ (2018年4月13日 6時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音
| 作成日時：2017年12月29日 18時
