＝またね・参＝ ページ4
「そうだよ涼介＿＿怖い？」
正面に立つ君は、小さく微笑み
優しい声で言った。
「ん〜ん。‥怖くはなぃけど・・」
「なぁ涼介。
この唇の傷痕＿あるだろう。」
「あ、うん。」
俺を見上げ、微笑む。
「これ＿＿この傷痕は..
村人の槍から君が守ってくれた証なんだ。
優しく優しく、手当てをしてくれた。
ああ＿＿想い出すなぁ。」
「おもぃだす＿＿」
「・・・ごめん。戸惑う様な事を言ってしまって...
でも、もう耐えられなくなったんだ。だから＿＿＿」
「ん〜ん、いいよ裕翔。
...ねぇ。ねぇねぇ裕翔？」
「ん？なに、涼介。」
「オレが生まれ変わるまでの長い時間・・
たくさん待ってたんでしょ？」
「・・ああ。」
「ね‥、辛かった？寂しかった？」
「ああ、とても＿＿とても辛かったし寂しかった。
でも＿＿でも、それよりも＿＿っ。」
「それよりも‥?」
「君を守れなかった事が、一番苦しかった。
＿＿赤い大きな体で、君の破片をかき集めた‥
目を覚まさない君を、強く＿強く抱き締めたんだ。」
「‥裕翔＿＿」
「俺の赤い体に、君の赤い血潮が沁み込んだ。
何も出来ない自分を、恨んだ。...そして俺は
泣いたんだ。唸るように叫ぶように泣いた＿＿」
「裕翔・・ね、裕翔。」
君はそっと、そっと俺に近付き
強く握った拳を、優しく手の平で包み込んだ。
「裕翔＿＿＿ごめんね。」
「・・ごめ..ん？」
「うん。寂しい、寂しい想いをさせて、ごめんね。」
「りょぅす＿＿け？」
「ねぇ、優しい..優しい鬼さん。
オレ、実はね＿＿覚えてるんだよ
鬼さん、君の事。」
「え＿＿＿＿＿＿。」
驚き、大きく目を見開いた俺を
君は微笑み、ぎゅっと強く優しく手を握ってくれる。
君の温もりが、体中を駆け巡る。
「え？？りょ、りょうす＿＿け？」
「ふふふ。実はねオレ＿＿前世の記憶があるんだ。
だから、心優しい鬼さんの事、覚えてる。」
「ほ、ほんとに・・？」
「うん。初めて山で逢った時、怪我したオレ＿お涼を
おぶって鬼さんの家に連れてってくれて、手当てして
くれたでしょ。ね？」
「あ＿＿ああ。そう、君は膝を擦り剥いて＿＿＿
だから、俺が煎じた薬を塗ってあげた・・」
「ん、そうそう。それでね、鬼さんが膝にクスリを
塗ろうとして、爪がすっごく伸びててね、ふふふ
オレの足に、ぷすっと刺さったの、そしたら＿＿」
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あひる☆(プロフ) - konokuroさん» このちゃん！ありがとぉぉ〜〜♪合ってたって言ってくれてうれしいなぁ〜♪うん！また逢いたいぃぃ〜〜☆ (2020年1月11日 18時) (
レス) id: 40f1e07619 (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - お疲れ様でしたー！！どの曲もそれぞれの恋愛によく合っていてキュンキュンしました！^ - ^ また次のお話でぜひお逢いしましょう！ (2020年1月11日 15時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - musicmans5962さん» わっはは〜〜ぃぃ。いつもありがとですぞ〜ぃ。がんばりますよぉ〜〜！！ (2019年12月20日 19時) (レス) id: 40f1e07619 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃああひるさん次気になります(//∇//)どんないちゃいちゃ見れるのかなあ！楽しみ^ - ^ (2019年12月18日 14時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - さんまさん» さんましゃま、こんにちは〜。そーいいながらも読んで下すったの？ありがとぅござぃますー。悔しさをバネに、もっとがんばりますぅ〜('◇')ゞ (2019年12月18日 13時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2019年11月16日 2時
