隠し事 ページ10
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り「え、としみつ早、何があった」
と「今日は早く起きたから」
さっさと準備をさせて集合時間の10分前に着いた。
時間に間に合って驚かれるのもどうかと思う。
り「ていうか、まひろと一緒に来たの?
そういう関係だっだんだ」
と「バカ、んな訳あるか
そこで会ったんだよ」
り「知ってるよ。
としみつがそんな事できる訳ないじゃんね、A」
『そりゃ童貞だし』
と「お前なあ!!」
すみません、そんな訳あります。
さっき車で打ち合わせて
色々バレると面倒だから言うのやめよっていう事にしたんです。
り「なんかA、シャンプー変えた?」
ぎく。
なんですかこの人、エスパーですか。
『あーうん、いつもの無くなっちゃって』
り「ちょっととしみつの匂いしん?」
『ん?そうなの?
もしかしたら一緒かもね』
少し私の髪を触って
気のせいか、とか言うりょうくん。
良かった、危なかった。
今日に限ってはりょうくんの敏感は
発動して欲しくなかった。
りょうくんがスマホに目を移したのを確認して
としみつとこっそり目配せをした。
としみつの口がこわ、と動いて
くしゃっと笑いながら目を反らした。
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年12月12日 9時