あなたは誰ですか？？［２］【安室透】【降谷零】

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降谷『そうか…』


風見「力不足ですみません…」


降谷『いや、調べてくれてありがとう。
それで“雨宮唯”の情報は？』


風見「こちらになります」


そういって風見は資料を渡してくる


降谷『ありがとう、助かった』


風見「いえ…ではこれで失礼します」


そういって風見は席にもどった


風見から手渡された資料を見る


そこには“雨宮唯”の情報がしっかりと書かれていた



(てっきり、情報が出てこないもんだと思っていたな…


見た感じおかしなところはないな…


あまりにも“A”と彼女が似ているから同一人物かと思ってたんだが別人なのか…？


彼女は只者ではなさそうだし、“A”じゃないんだとしたら彼女は一体何者だ…？


それに“A”の情報が削除された件も気になるな…)



そう思いながらも溜まっている仕事を片付けていく






気がつくと日付が変わっていた


着替えを取りに行こうと家に帰る


玄関を開けるとリビングに電気が付いていた


(唯さんまだ起きてるのか…？もう夜中の2時だぞ)


そう思いながらもリビングに入るとパソコンを必死に見ている彼女が目に入った


真剣にパソコンに向かう姿はAが仕事をしていた姿に被って見える


“何か食べるか？”と聞いてくれた彼女から思わず視線を逸らしてしまう


(Aが生きていたのかとおもっていたけど別人だったのか…

正直、Aにそっくりな唯さんと今一緒にいるのは辛い…)


そう思い俺は急いで家をでる


車を運転していると“もしかしたら
“雨宮唯”の情報が偽造で本当はAなのでは？”
などと馬鹿げたことばかり考えてしまう



(もう少しだけ雨宮唯について調べてみよう

もう少し…もう少しだけ、“A”が生きてるかも知らないと思わせてくれ)



そう思いながら公安へと向かうのだった

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