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その週の土曜日、
改札を出れば、キョロキョロ周りを見回す寛太がいた。
私を見るなり、ちょっと笑って走ってきて
なんだか犬みたい。
ちょっと可愛かった。
「早いね、5分前に着いたのに
待った?」
「いや、俺も一本前の電車で来たし」
「そっか、良かった」
寛太はいつもとちょっと違った。
意外におしゃれだった。
なんか変な感じ。
「どこ買いに行く?」
「その前にさ、昼食べない?
結構いい時間だし」
時計を見ると11時ちょっと過ぎ
お昼にしてはちょっと早いけど、
混むことを予想すればちょうど良かった。
「その、さ」
「ん?どした?」
「今日の格好」
「うん」
「いいね、かわいい」
「え、ああ、ありがと。
寛太も、意外におしゃれ」
「意外にって、余計笑」
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つんつん(プロフ) - ええ!すっごい嬉しいです!励みになります!とてもありがとうございます!!! (2017年8月15日 23時) (レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゅ(プロフ) - まだ少ししか読んでないのにもうキュンキュンしてます笑 これからどうなるのか楽しみです!頑張ってください!! (2017年8月6日 19時) (レス) id: 7b7a95e2f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年8月6日 17時