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「こんにちは。」



14時からの分が終わった時、山田さんは俺達の休憩スペースまで足を運んできた

礼儀正しく、片手には差し入れ何て持って、、でもそれが、どこか不気味に感じた



「山田さん」


「さすが、シなれてますね?」


「そんなことないですよ…」


「大貴も、ね?」



俺の隣で寝転がっていた大ちゃんに目を落として笑顔を作る彼はどことなく怖くて恐ろしい

そんな姿に、大ちゃんも固まってしまう



『…何しにきたの』


「そんな言い方しなくていいだろ?」


『だって山田とは、あの日別れた』


「別に、大貴とよりを戻しにきたんじゃないよ?」



感情的な、大ちゃんを初めてみた俺は置いてけぼり

山田さんは、こちらに身体ごと向けると手に持っていた差し入れを差し出してくる



「伊野尾さんに会いにきたんだよ」


「ほぇ、?俺?」



少し戸惑う俺を、バカでも見るように見下ろす山田さんは怖い



「そ。ちょっと、話でもしたいなって」


『帰ってよ、山田』


「そう、言わずにさ」



少し、揉め合いになりそうで怖くなり俺は2人に割ってはいる

大ちゃんを見れば、今にでもつかみかかってきそうな勢い。



「ごめん。大ちゃん、俺も話したいんだ…」


『……』


「じゃあ。向こうの部屋行きましょっか、山田さん」

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いのあやりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!それぞれ縛られている同士の2人が最後解放されて2人で生きていく覚悟(?)を決めたシーン感動しました…。(語彙力、、 いのありのちょっと重い系のお話はあんまし得意じゃないんですけど楽しく読めました( *´艸`)長文失礼しました<(_ _*)> (2017年10月23日 17時) (レス) id: fa4e290961 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - 夕焼けさん» ありがとうございます!本当の本当に、心の支えになります!少し遅い更新になると思いますが、頑張りますのでよろしくお願いします!! (2017年8月31日 22時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - ありにゃーさん» 読んでいただき光栄です!面白くキュンキュンするお話では、ありませんがちょっと病み系な小説なっているうえ皆さんにどう思われているのか心配でした。が、ありにゃー様にそう言ってもらえるだけでも安心します!頑張ります! (2017年8月31日 22時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼け - 面白いです!!更新楽しみにしています!! (2017年8月27日 7時) (レス) id: d6828c72d6 (このIDを非表示/違反報告)
ありにゃー(プロフ) - どーも!お久しぶり!新作読ませていただいてます!許嫁のお話、アンケートのときから楽しみにしてたんです!これからも頑張ってください!応援してます!! (2017年8月26日 17時) (レス) id: 133c307b24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tapico | 作成日時:2017年8月26日 17時

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