尊重できないもの 4 ページ5
あれから小一時間たち
僕達は銀行に行ったはずがもう暗くなっているこの時間は銀行も居眠りしているらしく結局近くのコンビニのATMでおろし、夏目くんがカフェを見つけ僕には到底比較にならないくらいシャレオツなカフェに入り椅子に腰を下ろしているところだ
「そういえば、宗にぃさんにはもう連絡したノ？」
珈琲片手に首を少し傾げ聞いてくる
ふと思えばさっき家の前で宗の話してから全くもって折り返しの電話をしてないような、、、
『やば…』
夏目くんは僕の唖然とした顔をみてやんわりと微笑んだ後すぐに「早く電話したラ？そろそろ痺れを切らして家に来るかモ」
なんて真顔で言うものだから 無料通話アプリを開き時間を確認する
あまり遅いと寝てるだろうし
『21:00か…んーーーー。悩ましいところではあるが寝てないことを祈るまでだ…よし』
ﾌﾟﾙﾙｯｯｯ
「小娘！！！いつまで連絡を待たせるつもりだね！昨日は一緒に仕事すると前々から予定していたし、前日のメールでもあれほど確認したじゃないか！」
１・２秒のコールで出るものだからやっぱり連絡を待って起きてたのかはたまた何かをしてたのか、、、
案の定、宗による宗の為だけの僕への怒鳴られ祭りが密かに開催されることになってしまった…
「だいたい、君はいつも…」
あーーーすごい怒られてる〜僕すごい怒られてる〜わぁ〜(遠目)
夏目くんは自業自得だと言わんばかりにくすくす笑っている。かわいい。少し肩揺らしながら声を抑えてるのか机に口付けできるんじゃないかってくらい伏せている
「小娘！聞いているのかね！恋！！」
『はっ、はいっ！！！？ごめんなさい！！！！！！』
夏目くんはずっと前で笑うし電話越しでは宗のため息が…
『しゅ…宗…本当にごめんね…ちゃ、ちゃんと明日はそっち行くから…たぶん』
「多分じゃないのだよ！絶対になのだよ！」
『は、はいっ…ちゃんと行きます。』
「まったく。しっかり来るのだよ。」
『はい…』
ﾌﾟｯﾌﾟｰ
ﾌﾟﾂﾝ
電話が終わり夏目くんの顔を見る…
そしてため息を着く
『ぁぁぁ〜！！！！！行きたくない〜！！！！！』
「自業自得だヨ」
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません！ (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね？何故一人称が｢僕｣何ですか、、？ボクっ娘ですか？！ (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dell | 作成日時：2020年7月3日 20時
