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11話 ページ12

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『そんな中途半端じゃアイツに笑われるよ』


五条「笑われたっていい」


『いつもの底知れないプライドはどこいった』


五条「いつもって、お前1年間居なかっただろ」



意外にもグサッと刺さる言葉を言ってきたもんだから、押し黙ってしまった。


しょうがないでしょ、とち狂ってもうどっか行ってしまいたいって思っちゃったんだから。




五条「てかさあ、」



五条は私の腰を抱き寄せながら話し続ける。いつ離してくれるんだろう。



五条「お前なんで今帰ってきたの?」


『は?』


五条「いや、さっき俺の我儘のせいでとか何とか言ってたじゃん。あん時は納得したけど、今考えたらなんの事かさっぱりでさ」


『お前無責任もいいとこだぞ』


五条「それはそのままそっくりお前に返したいね。数少ない特級のくせに勝手に消えやがって。お前の任務全部俺がやってたんだぞ」



確かに上層部には海外にいる時にもピーチクパーチク言われてたな、と思い出す。そっか、私特級だった。



『それはごめん、全然頭になかったわ』


五条「だろうな、マジでいい加減にしろよお前」


『これから働かせていただきます。じゃなくて、私が帰ってきた理由でしょ?』


五条「そうそう、俺に会いたくなったとかでもいいよ?」


『とりあえずこの腕離して?話はそっからよ』


五条「あれ?すごいスルーするね」



何か言っている五条の腕の中から抜け出し、くしゃっとなった服を伸ばしてため息を1つつく。



『あんたの我儘のせいっていうか、上層部からの命令っていうか』


五条「上層部?」


『虎杖悠仁。宿儺の器の監視をしてほしいって上層部からの依頼が来てた』


五条「ふぅん、監視ねぇ」


『最初は断ってたんだけど、汚いやり方してきてね。さすがに戻って来ざるを得なかった』



なんだってお前が戻ってこないのなら、高専の学生に手をかけるなんて馬鹿げた脅しをしてきたのだ。


私が帰ってくるのと学生が傷つくのになんの関係があるのだとツッコミたくなったが、あいつらならやりかねないと仕方なく帰ってくることになったのだ。



五条「それで?引き受けて帰ってきたんだ」


『書類上はね。監視なんてごめんだし、彼の秘匿死刑はもう決まったんでしょ?ならこれ以上学生である彼を縛ってはいけない』


五条「俺、お前のそういう所は好きだよ」


『あら素直じゃないのね。そういう所じゃなくて全部好きなんでしょ?』


五条「勝手に消えるやつなんて嫌いだ」



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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時

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