20話 ページ21
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見事に蹴飛ばされた彼は、腹をおさえながらゆらゆらと立ち上がる。ほぉ、まだ動けるか。
『いいね、君。恵だっけ?』
伏黒「くっ、なんでこんな蹴り重いんだよ」
『まだやる?それとも降参するか?』
伏黒「俺はまだ、倒れてません」
『よし、再開しよう』
_____
釘崎「し、死ぬッ!!」
『怪我した子は硝子に頼んで治してもらいな』
真希「お前も反転術式使えるだろ。お前がやれよ」
『嫌だよめんどくさい。それにこれから真希とやるんだ、無駄な体力は消費したくないね』
恵の後は野薔薇とやり、その後棘とやった。まあ、清々しいほどに負け腐ったこの子達は最初のパンダのように地面にゴロンと寝転んでいる。
真希「体力減っても私には勝てるんじゃなかったのか?」
『そこは自分を過大評価してもいいんじゃないかな?』
真希「言っとくけど、負けないからな」
『こっちのセリフ』
________
真希は大刀を使っている。あれ一撃一撃重くて嫌いなんだよな。ま、使い方教えたの私だけど。
真希「守備専門か?」
『大刀使いとやるのは久々なの、様子見って言ってくれる?』
真希「はっ、どうだか」
真希は隙を見計らって一気に間を詰めてきた。そして、大刀が私に向かって振りかがされる。同時に私は身を低くし、真希の足を狙って蹴りを入れた。
真希「さすがに予測してる」
『あれれ、入ったの思ったのにな』
真希「どんだけお前の動き見てきたと思ってんだ」
予測していたのか、真希はそれをジャンプで避けた。
強くなってて師匠は嬉しいよ、でもこれじゃあ面白くないよね?
真希「__ッ!!!」
『あんたは私が刀を振りかざすと、いつも同じ方向で呪具を構える癖がある。だからここが、
___ガラ空きだよ、真希』
真希「!!う゛ッ__」
ガラ空きだった彼女の脇腹に蹴りを入れる。今度はしっかりと入ったみたいだ。
『最初に言ったよ、強くなったのはあんたらだけじゃないってね。そして君らに体術を教えたのはこの私。呼吸も、攻撃も、構え方も全て知ってる』
真希「ちっ、」
『だからと言って、何も強くなってないわけじゃない。正直最初の蹴りで終わらせるつもりだったよ』
真希「だからって、2発目でッ、やられるのも、癪だ」
『ちょっと強く入れすぎた、ごめん』
相当痛かったのか、途切れ途切れで話す真希に謝る。学生となんて久しぶりだから手加減ができなかった。
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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時