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『会いたかったな〜、横浜くん』
松本「好きなんだっけ」
『うん、シンプルにファンだよね』
松本「珍しいな、そういうの」
確かに「私この人推してるんです!」ってあんまり言ったことなかったっけ。
『これでも密かに推してたんですー!だから会いたかったのにさあ、言ってよ!いるなら!』
松本「だからお前が断ったんだろ」
『む、さては心が狭いなお主』
潤くんに向かってビシッと指を指すと、その指をガシッと掴まれ潰されようになった。なんでこうも私の周りの男どもは若干暴力的なのだろうか。
スタッフ「撮影開始しまーす!!」
松本「よし、やるか〜」
『重い腰あげてこ〜』
その後も小一時間くらい撮影は続き、ようやく辺りが暗くなる頃に撮影が終了した。
松本「あれ?お前タクシーで帰んの?」
『うん。なんかうちのマネちゃんが事務所に呼ばれちゃってさ』
松本「こっちの車乗る?」
『いいや?大丈夫!どうせすぐ近くのスタジオに移動だし』
松本「そ?じゃあ気をつけて」
なんやかんや優しい潤くんとおさらばして、タクシーに乗り込んだ。マネちゃんもマネちゃんで忙しいのだ。全部が全部彼女に任せるわけにはいかないな、とスケジュールを見ながら思う。
今日は久しぶりに神谷さんと会えるなー、とか考えていたらポケットに入っていたスマホが鳴る。
『あ、マネちゃんだ。もしもし?』
マネ「"もしもし、浅野です"」
『どうした?』
マネ「"ごめん、帰りも迎え行けなくなった"」
『ん、分かった。なんかあった?』
マネ「"ちょっとね。それで今日宮野さんも同じ現場でしょ?終わり同じだから、宮野さんのマネに帰り頼んである"」
『ああ、了解です』
マネ「"んじゃ、そういうことです。失礼します"」
ツ ー ツ ー____
なんだか切羽詰まったような様子だったけど、何かあったんだろうか。モヤモヤを抱えながら私はスマホをポケットにしまった。
タクシーの窓から見える東京の夜景は、
____少しぼやけて見えた。
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(展開早くてすみません)
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ひながき(プロフ) - 穂香さん» さぞかし素敵な笑顔なんだと思いますよ!これからも穂香さんが口角上がったまま生活しなければならないくらいの作品を作りますので覚悟しといてください♡コメントありがとうございます笑 (2022年3月6日 3時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
穂香(プロフ) - コメント失礼します!この作品好きすぎて上がった口角が下がりません♡(( それと、画面に写る自分がニヤけててブスでした♡どうしてくださるんですか♡♡ 本当に大好きです最高です幸せです語彙力ないです!続編も楽しみにしてますね! (2022年3月5日 21時) (レス) @page49 id: 321f55f0ce (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - さゆゆさん» そう言っていただけでマジでっかい感謝です!今後もお楽しみください!ありがとうございます! (2022年2月23日 18時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - りこさん» そのイベントは見たことあるんですけどアニメ自体はそこまで詳しくないので、はにゃ?って所があるかもしれませんが書かせていただきます!笑 リクエストがまだ消化しきれてないので遅くなるかもしれませんが_(。。)_お待ちください! (2022年2月23日 18時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆゆ - 最高の作品に出会えた!!応援してます!更新頑張って下さい! (2022年2月23日 16時) (レス) id: 7e07349c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月4日 15時