いい加減にしろ！！４

・ ページ22

_






『じゃーん！国民的アイドルの二宮和也と相葉雅紀さんでーす！』



キラキラ〜と後ろにいる2人に向かって手振りをした。

どうだ驚いただろう、とみんなの方を見てみるとなんということでしょう。皆さん同じ顔をして固まっているではありませんか。



『え〜？皆さ〜ん？拝める時に拝んどきましょうよ〜』

二宮｢神社みたいな言い方やめろ｣

『小松〜！イケメン来たぞ〜？目に焼き付けとけ〜』

小松｢はっ！！｣

『お、小松？起きた？』



他のみんなも続々と意識を戻す。いや、失ってたわけじゃないけどね。



中村｢は………？｣


櫻井｢え………？｣


榎木｢嵐………？｣


『皆さん今日は息ぴったりですね。微笑ましいです』

二宮｢あの、すみません急に。これ差し入れです｣

『あ、そうそう差し入れもらっちゃって』

小松｢ちょっと待て！！！｣

『ん？どうした』

小松｢お前ちょっと来い、すみません少し抜けます｣



いきなり大声を出した小松に私は後ろ襟を掴まれズルズルと引きずられながら部屋を出た。


なんか先輩達が置いてくな、という顔をしてたけど大丈夫だろうか。




＿＿＿＿＿＿＿




『どうした小松』


小松｢どうしたはこっちのセリフじゃない？なに急に楽屋に嵐連れて来てんのよ！｣


『連れて来たんじゃなくて、勝手に来たの』


小松｢どっちにしろおかしいわ！｣


『まあまあ、仲良くしてやって？』
　

小松｢そこまで肝が据わってたら良かったけどな｣


『ま、物は試しに。戻りましょー！』



グズグズ言っている小松の背中を押して私たちはとんでもない空気になっているであろう楽屋に戻った。






＿＿＿＿＿＿＿






『あれ？思ったより和んでいる』

二宮｢お前俺ら置いてくなよ｣

『文句なら小松に言ってくださーい！あと、相葉さんが中村先輩と話したそうにうずうずしてるけど』

相葉｢うずうずなんてしてないっつーの！｣

『してるじゃん、笑』

相葉｢しーてーなーい！｣

『もう、うるさいなあ、笑
中村先輩、このイケメンが五条悟のファンなんですよ。握手でもしてやってください』

中村｢え、あ、俺はどっからつっこめばいいの？
ていうかこれはつっこむべきなの？｣



中村先輩があわあわとしていると、隣にいたおにいがなにか思い出したように軽く目を見開いていた。



『ん？おにいどうした？』

二宮｢中村先輩ってあの中村先輩？｣

『あ、うん。そう』

中村｢え、あの中村先輩とは｣









_

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す