いい加減にしろ！！４

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櫻井さんとは一緒に収録する回数は少なかったので、私たちのこの距離感には慣れてないらしい。



中村｢榎木がお兄ちゃんって感じするけどな｣

『バカ言わないでください。こんなお兄ちゃんなんてごめんです』

榎木｢それはこっちのセリフだ｣

櫻井｢こらこら、また喧嘩するでしょ｣

『櫻井さんもなんとか言ってやってください！』

櫻井｢苦労者同士がんばろうね｣

榎木｢ですね｣

『おい！！』



ぐたぐたと喧嘩しつつも打ち合わせを終え、あっという間に次の日となった。




＿＿＿＿




楽屋でメイク待ちをしていると、スマホが鳴った。


『もしもし』

二宮｢オレオレ、オレだよ｣

『すみません間違いだと思います。切りますね』

二宮｢な！待て待て！切るな｣

『もう何？これからイベントだから忙しいの。馬鹿なことに付き合ってる暇ないんだけど？』

二宮｢そう！そのイベントの会場って○△だよな？｣

『え、そうだけど。なんで知ってんの？』

二宮｢あ、いや、俺たまたまそこの会場の前通ってさ。お前の話してる人がチラホラいたからそうなのかなって｣

『あ〜なるほどね』

二宮｢んじゃ、それだけ。じゃあな｣

『は！？それだけって、何………って…切れてる』




よく分からない理由だったけど、電話かけたんなら頑張れよとか一言言っても良くない？



まじでなんだあいつ、と考えるもメイクさんに呼ばれどうでもよくなり、考えるのをやめた。






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※イベントは完全な捏造です。
また、イベント中はほとんど会話文のみとなります。





『みなさーん！こんばんはー！』

観客｢こんばんわー！！｣

『釘崎野薔薇役の椎名Aです、今日は短い時間ですが楽しんでいきましょう！よろしくお願いしまーす！』

(拍手)

小松｢みなさんこんばんは！禪院真希役の＿＿＿｣




＿＿＿＿




司会｢さあ、ここからは現在公開中の呪術廻戦0についてキャストの皆様にたっぷりと語っていただきます！アフレコの裏話やここのシーンが見どころ！などフリートークです！｣

『よし！フリートーク！』

榎木｢椎名は台本通りにやるの苦手だもんね｣

『苦手というか向いてないんだよね』

中村｢面倒くさいだけだろ｣

『ていうか、映画語るにはいるべき方達がいない気がするんですけど』

中村｢忙しいんだよ、あの二人は｣

『ふっ、櫻井さんが暇みたいな、笑』

櫻井｢こらこらこら、私も忙しいですから｣

『花澤さんと緒方さんが多忙なだけです、笑』

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