いい加減にしろ！！２

報道 ページ37

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中村｢青とか似合いそう｣

『それはよく言われます、インナーに青入れようかな』

中村｢圧が強くなって後輩が逃げそうだけどな｣

『私後輩には優しい方ですよ』

中村｢優しいというより舐められてんだろ｣

『それは言わない約束です。親しみやすいって言ってください』

中村｢はいはい｣




中村先輩と世間話やらなんやら髪を染めようだのなんだの、いつも通り話していると




マネ｢ちょっと、椎名来て｣

『ん、はい』

中村｢何かやらかしたの？｣

『やめてくださいよ、何もしてませんって』

中村｢それならいいけど、ほれほれはよ行け｣

『はーい』










『どうした？』


そう私が尋ねるといつものマネちゃんとは思えないくらい
深刻な顔をしていた。



マネ｢…撮られた｣

『え？』

マネ｢撮られたよ、週刊誌｣

『……え？』

マネ｢この前、櫻井さんが家に来たでしょ？｣

『翔くんのほう？』

マネ｢そう｣

『それが？』

マネ｢ちょうど家に入ってくところを撮られたの｣

『…その記事いつ出るの』

マネ｢明後日｣

『…まじ、か………』

マネ｢事務所はもう対処の準備に取り掛かってる。でも今回は相手が相手だから、色々厳しいかも｣

『ごめん……ほんとごめん』

マネ｢確認だけど何も無いんだよね｣

『うん、おにいの忘れ物をたまたま近くにいた翔くんが代わりに取りに来た時だから』

マネ｢事務所にもそう言っとく｣

『後で上に謝りに行く』

マネ｢私も行くから｣

『ごめん』










『翔くんにも迷惑かけちゃう、よね』

マネ｢ジャニーズ側とも連携取ってなんとかするよ｣

『ごめん、うちの事務所そういうの少ないのに。私のせいで評判落ちたら』

マネ｢あんたは気に病みすぎないこと、あとネットとかはほどほどに見なさい。最悪見なくてもいいから｣

『でも…』

マネ｢いい？悪いことしてない時に落ち込んでどうすんの、堂々としてなさい｣





マネちゃんは私よりも2つか3つ年上なだけなのにとてもしっかりしている。それと同時に頼りになるマネージャー。





マネ｢直接記者が来ても、無言で通して｣

『わかった』

マネ｢あと、当分飲みに行かないこと。オフの日でも送り迎えはするから連絡して｣

『さすがにそこまでは』

マネ｢いいから｣

『…うん』

マネ｢あと出来れば櫻井さんにも｣

『電話しとくよ』

マネ｢うん、そうして。でも会わないでね、電話だよ｣

『分かってる』






一難去ってまた一難とはこのことだろう

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