いい加減にしろ！！２

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福山｢いや、無意識にビクビクしてる椎名を見てるのが楽しかった｣

『変態だった。全然変態だった』

中村｢福山先輩、期待を裏切りませんね｣

福山｢ありがとう｣

『先輩はブレませんね』

福山｢ありがとう｣

『さっきから褒めてるわけじゃないですからね』

福山｢つか、中村の声が好きなのは初耳なんだけど｣

『好きとは言ってません』

中村｢は？！好きって言ったんじゃないの？｣

『梶さんの説明が悪いんでしょ？そういう系統の声が好きだって言ったんです。どちらかというと諏訪部さんの声の方が好きです』

中村｢…あぁ、そう｣

福山｢俺は？｣

『うーん、普通』

福山｢は？真面目に言うかよ普通、可愛くねえな｣

『嘘ついても怒るくせに』

福山｢声優の中で一番好きなの誰？｣

『えー？誰だろう』

中村｢諏訪部さんじゃないの？｣

『いやあ、諏訪部さんも好きですけど』

福山｢誰？｣

『津田さんですね』

中村｢あぁ、強敵｣

福山｢そんで予想外｣

中村｢なに？若造は嫌い？｣

『嫌いではないですよ』

福山｢自由の声には弱いのにな｣

『それはもういいですって』

中村｢津田さんねぇ｣

『津田さんは人間性含めて好きです。ああいう人が先輩だと嬉しいですね』

福山｢嫌味にしか聞こえねえ｣

『そんなこと言ってませんけど？』

中村｢つか、お前機嫌悪くね？｣

『だって…梶さんが思ったより口が軽くて、色んな人にからかわれてるんですよ。先輩達は想定内でしたけど、櫻井さんとかにいじられてからちょっとメンタルきてるんです』

福山｢なんかご苦労だな｣

『いちばん厄介だったのが遊佐さんでした』

中村｢あぁ、お疲れ様｣

『その次が良平さん。あの人はきっぱりＳなので酷かったです。私別にＭでもないのに脳が逃げろって言うくらいやばかったです』

福山｢何それ詳しく聞きたい｣

『絶対嫌です』

中村｢何されたの？いやらしいこと？｣

『…誰か警察呼んでください』

中村｢冗談だろ｣

『嫌です卑猥です、警察呼んでください』

中村｢お前、俺先輩だぞ

ユーモアを持て、ユーモアを｣

『いらんです、そんなユーモア。そもそも私なんてユーモアの塊でしょう』

中村｢まあ確かに｣

『そして福山先輩、何故か微笑ましい顔で見るのやめてください』

福山｢楽しそうだなって｣

『あなたのその思考が楽しそうです』

福山｢とりあえず俺、仕事してくる｣

『うん、早くしてきて』

福山｢そんなに俺といたいか｣

『ポジティブか』

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