いい加減にしろ！！７

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『久しぶりに皆さんと会えて嬉しかったです。なんだか懐かしかったです。同時に、私の原点を思い出すことが出来ました。


今回、ジャニーさんの思いを私も少しでも繋げていければいいなと思う一心で演出に関わらさせていただきました。ですが、皆さんのパフォーマンスを見ていて不思議と勇気を貰いました。


アイドルとは無条件でファンに笑顔と勇気を届ける存在だと、生前ジャニーさんが私に話したことがあります。当時の私にははっきりとイメージ出来なかったアイドルという存在は、ここ数日で、より明確なものになりました。









皆さんの姿は、とても綺麗でした。










おそらく、皆さん自身にも悩みや葛藤が数え切れないほどあると思います。もしかしたら今すぐ逃げたいと思っているかもしれない。

でも、今この場に立っている。そんな世界線にいる以上、多少無理をして前を向いてください。

世の中には｢頑張れ｣と応援され続けるのに疲れている人たちがいます。そんな人達は、応援されるより頑張っている人たちを見ることで、｢ああ、自分も頑張ろう｣と思えるはずです。




求められて輝くのがアイドルです。そういう仕事なのではなく、そういう人種です。

どうか、一人でも多くの人を笑顔にしてください。今日はより一層輝きましょう。よろしくお願いします』






私の言葉に後輩達は深い礼で、先輩たちは優しく微笑んで返してくれた。



















ジャニーさん、私はあなたのおかげでもうひとつの居場所に居られています。


あと何年ここにいられるかは分からないけど、あなたが教えてくれたこと、与えてくれた言葉を次世代に繋げていくことが。それだけが私がここにいられる意味だと思います。





あなたが育てた子供たちは、とても綺麗ですよ。



















挨拶の後、裏でモニターを見ていた私に潤くんが近づいてきた。




松本｢ありがとね｣

『いえいえ。逆にありがとう』

松本｢なんだよそれ、笑｣

『頑張ってね』

松本｢…お前も一緒に作ったんだから、頑張ろうね、だろ｣




そんな彼らしい言葉に目を伏せて笑う。




『頑張ろう』

松本｢おう｣










目の前に出された拳に、コツンと自分の拳を合わせた。



















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脱退や解散は私個人の勝手な捏造であったりなかったりしています。きっとこんな世界線もあるはずだから。

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