いい加減にしろ！！７

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沢城｢もう、Aだってそうなることくらい分かってたでしょ？あんなにベタベタしてた妹みたいな存在から、急に他人行儀で呼ばれちゃ誰だって落ち込むわよ｣

『そういうもん？』

沢城｢そういうもん｣

『あ゛ーーー。でも、私だって譲れないんですよ』








今はまだ浅野ちゃんとしか話していないが、今後公の場でのジャニーズとの絡みはなしの方向で考えている。番宣などでは仕方ないが、自分からから交流があることは話さないと決めた。


これは声優として生きていく私の覚悟と、少しの不安から。


だっておにいとの関係を公表していない今、頻繁にジャニーズと絡む女性声優がいてたまるかって話だ。

















それと同時に考えたことがある。




『真守くん、今すごく人気じゃん』

沢城｢そうだね｣

『だから、私みたいな人間が真守くんとベタベタしてたり親しくしてると、ファンの人もいい気分にはならないかなって、思って、』

沢城｢はいはい、そんなことだろうと思った。人気度でいったらあなたも大概ですからね｣

『私は、別に。まだ高校生だし』

沢城｢ブレイク中の新人が何言ってんのよ｣

『真守くん、話してくれるかな』

沢城｢ちゃんと話したら宮野さんも聞いてくれるよ｣

『真守くん、私のこと嫌いになってない？』

沢城｢なってないなってない｣

『真守くん、わ｢だーー！！真守くん真守くんうるさいわ！！！早く謝ってこい！！｣

『わかったよッ！！！！』













と踏んだり蹴ったりな日々も過ごした。あ、それでまあ色々あって最近まで宮野先輩と呼んでいたが、ついこの前我慢できなくなったのか真守くん呼びを強要されたっけ。






とにかく反抗期真っ只中の私と接してくれていた声優陣の先輩方には今じゃ頭が上がらない人もいれば上がる人もいる。



















『ごめんね』

宮野｢うん、てことで真守くんって呼んでね｣

『それは話が違うかも』

宮野｢じゃあやっぱりお前とは口聞かないわ｣

『…み゛ゆくん゛〜〜〜、っ！！』

入野｢ハイハイ頑張ろうね｣

神谷｢あんまいじめんなよ〜｣

宮野｢えーー。｣





なんてこともあったりなかったり。






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ということで、遅ればせながら７章も全力でよろしくお願いします。高校生の椎名を書くのはとても楽しいです。多分今よりも男性声優との距離が物理的にも精神的にも近いので人間らしいなと思います。これからもたまに書きたいな。

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