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無性に過去に戻りたくて仕方ない。



今ステージでは彼らが笑顔を与えている最中である。そんな中私は、今を見ているようで見れていない。

どうしても昔の彼らの光景が頭から離れないのだ。






あの事務所から去った人は数え切れないほどいる。彼らが輝いている姿は私の記憶の中にしかいない。

脱退など厳しい過去を乗り越えた人達が今、ステージで輝いているというのに、私に至っては未だに忘れられない人達が沢山いる。
















同時に、ジャニーさんの声が聞こえる気がした。



















戻れない過去だと分かっている。過去は過去でしかない。



昔の私だったら過去は忘れよう、の一心で無理やり前を向いて生きてきた。だが、どうやらそれは間違いだったらしい。





ステージで輝いている彼らが教えてくれている。


___戻れないからこそ、忘れてはいけないのだと。














ジャニーさんがくれた言葉、今は別の場所で輝いている共に切磋琢磨したあの頃の仲間。

あの時の匂い、空間、感情……全てが蘇っては私の涙腺を刺激する。











『……っ、』









なんで泣いているのかも分からない、そんなグチャグチャな感情で泣いたのはいつぶりだろう。


悲しいのか、嬉しいのか、よく分からないけど。








この仕事を受けてよかった、それだけが明確な感情であることは確かだった。













最後の全員曲の題名とは裏腹に、私の頬に流れる涙が途切れることは無かった。



















____




『おつかれさま〜』

相葉「おつかれ!」

櫻井「おつー」





ライブが終わり、私は嵐の楽屋にお邪魔した。

お疲れ様〜お疲れ様〜とみんなの肩を叩いて回っていると、急におにいにぐッと背中を掴まれた。




『うおっ、な、なに?』

二宮「泣いた?」

『………泣いて、、泣いた』

松本「なんで一回嘘つこうとした?てかなんで泣いてんの」

『感動した』

松本「珍し」

『ちょっとそれどういう意味?』



なぜだか服を掴んだまま離さないおにいの手を無理やり剥がす。




『潤くん』

松本「ん?」

『やってよかったわ』



そう言った私に対して、潤くんは優しい笑顔で「な、やった方がいいって言ったろ」なんて誇らしそうな顔で言った。




『よーし、これで心置きなく次の大仕事に移れますわ。おにいには言ったけど』

櫻井「大仕事?何やんの?」

『あー……』



















『内緒』

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神崎(プロフ) - 声優と嵐のコラボは他では見れないので楽しく何度も読ませてもらってます!更新ありがとうございます! (1月14日 23時) (レス) id: 225664e10d (このIDを非表示/違反報告)
りつ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。 状況が整うまでジャニーズのは避けるためジャニーズ関連の溜め込んだ下書きはぜひどこかで必ず上がってくれると嬉しいです。絡みのお話とても大好きです 。 ぜひご検討よろしくお願いいたします。 (10月14日 11時) (レス) id: 5d74146612 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - honokaさん» とっても嬉しいです(>ᴗ<)不定期ですがこれからもよろしくお願いします! (6月4日 16時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 凛さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(՞ ܸ. .ܸ ՞)" (6月4日 16時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - このお話、大好きです︎🫶🏻更新待ってます!! (6月1日 20時) (レス) @page34 id: 944c15d446 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひながき | 作成日時:2022年10月18日 20時

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