いい加減にしろ！！３

運転姿に見惚れてる ページ25

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今日は、中村先輩とドライブをしている。


ずっと連れてってくださいって言ってたんだけど全然予定が合わなかったから先送りにさせられてたのだ。そして今日、やっと行くことができた。



『なんか喉渇きましたね』

中村｢どっか寄る？｣

『じゃあス〇バで』

中村｢了解｣

『てか、先輩！！！』

中村｢何、つか声でかい。車内だわ｣

『コナンの予告見ました？新作の映画のやつ』

中村｢見てない｣

『は？それは人生損しすぎてますよ』

中村｢しすぎてることはねえだろ｣

『ガチやばいですからね。古谷さんの降谷さんやべーですからね』

中村｢え？下ネタ？｣

『殺しますよ？』

中村｢いやいや、文字に表さないと分かんねえよ。聞いてるだけだったら下ネタだろ｣

『煩悩ですね』

中村｢るせえ｣

『先輩を貶すとか、どうかしてますよ。人として』

中村｢絶対に言い過ぎだろ｣

『話を戻しますけど。ガチでやばかったんです。かっこよすぎて』

中村｢お前でてないの？今回は｣

『めちゃくちゃ出てます』

中村｢なんだそれ｣

『でもいざ完成版を聞くとやべえですね』

中村｢お前、古谷さん好きだよな｣

『めっちゃ好きです。考えられないくらいに』

中村｢この前津田さんが１番とか言ってたのはどこの誰だっけ？｣

『それは声の話でしょ？古谷さんは全てが好きなんですよ。いや、津田さんが嫌いとかじゃないですよ。全然好きなんですけど』

中村｢へ〜。コナンの現場は怖いから辛いとか言ってたのに？｣

『その中で唯一天才的に優しいのが古谷さんと池田さんなんで』

中村｢あぁ、なるほどね｣

『いやぁ、やばかったなぁ』




一人でぼそぼそと、やばかったなあ、と言っていると、中村先輩がス〇バで買ったコーヒーのを手に持ち、それで私の頭をコツンと突いた。




『いてっ、』

中村｢んな痛くねえだろ｣

『いや。痛くはなかったですけど。なんですか』

中村｢どうなの？そういうの｣

『はい？』







どうなのって、何が。








中村｢優しい先輩がドライブ連れてってあげてるんだけど？？｣

『あ、え？ありがとうございます？』

中村｢そうじゃなくて｣

『へ？』

中村｢今一緒にいるの俺じゃん｣

『………』

中村｢…………｣

『……え』

中村｢？？｣

『嫉妬……？？』

中村｢なっ、ちげーよ｣

『いや、さすがにこれは嫉妬ですよね』

中村｢ちげーって｣

『嘘とか今更無理ですよ』

中村｢……｣

『かわいいかよ』

中村｢あ"？｣

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