メガネの名前 ページ7
◆◇◆ 太輔・side ◆◇◆
いってぇなぁ…
座布団のないところに思いっきり当たった気がする。
「ガヤ、残念な知らせだ」
残念?
「北山ちゃん、無理だって」
無理?
隣にいるメガネを見た。
「何が?」
首をコキコキ回しながら聞いた。
「いえ!!なんでもないです!!あははは!!」
はぁ??
「意味わからん… いてて… 」
頭をまたさすった。
渉も俺の頭を撫でた。
「あはは!たんこぶできてる」
たんこぶ!?
「うそ!?すみません!!」
なんでメガネが謝る?
変な奴??
「太輔 飯は?」
飯…
「お茶漬け食べたい」
渉が注文してくれた。
「ふぅ〜… 」
水を飲み隣を向いた。
メガネが真っ赤な顔で違う方向を向いていた。
「メガネ、お前、なんて言うの?」
北山は わかったが…
「え?わ、私ですか?あはは… メガネでいいです、気にしないでください」
はぁ??
「あの、私 トイレ行ってきます」
そう言うと席を立ちトイレに行ってしまった。
ぽか〜んとその姿を見ていた。
「うそ… ガヤがフラれたぞ」
!?
「ああ、びっくりこだな」
渉たちが笑っていた。
俺がフラれる?
「んな、バカな!俺様がフラれるわけないだろうが!!」
見てろ!!
「どこ行く?ガヤ?」
席を立ち目で合図。
「いきなりやんなよ… 嫌われるぞ」
嫌われるわけないだろうが!!
メガネの行った方へ俺も行った。
「あれ?いねぇ… 」
どこ行った?
「トイレだよな?」
2つある個室で待っていたが出てきたのは全然知らない人だった。
「どこ行ったんだ?」
入口の方に行った。
ガラス扉のところに小さな人影。
いた!!メガネ!!
ドアを出てそっと近づいた。
「近くにいるなら来て!!」
誰かに電話していた。
「お願いだって!だって困るんだもん!」
困る?
「じゃあ、私が変なことされてもいいわけ!?」
変なこと??
どんなこと?
「うん!うん!早くだよ!じゃあね!」
ケータイを切って振り向いた。
「きゃ!!」
目の前に驚いた顔。
メガネが下がり綺麗な瞳が俺を見ていた。
ちゃんと顔が見たいな。
「ふ、藤ヶ谷さん… 」
メガネを取った。
「か、返してください!」
やだね!
俺はそのメガネをかけた。
「あれ?… 度が入って… ない?」
なんで?
「返してください!!」
俺はメガネをしたまま渉たちのところに戻った。
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時