キング藤ヶ谷 ページ6
いきなり庶務課の1個上の先輩、玉森さんに飲みに誘われた。
そして、なぜか座らされたのはマーケティング課のキングの横。
藤ヶ谷 太輔(26歳・独身) 私が勝手につけたあだ名は、キング・藤ヶ谷。
マーケテイング課のエース。社内の女子は 皆 キングと付き合いたいと思ってる。
そんな彼が今、なぜか私の膝で爆睡。
「ガヤ幸せそう〜… 」
がっつり抱えられてます… 膝。
「いいなぁ〜 Aちゃん♪代わってほしいなぁ〜♪」
代わってくれるの!?
服部さんいい人!!
「ダメ!」
え?横尾さん??
「何で〜?」
うん… 何で??
「ココアの代償だから」
ココアの代償?
ココア… ?
「ね?北山ちゃん?」
私はなんのことかわからず首を傾げた。
「あれ?北山ちゃん、ガヤのこと好きじゃないの?」
へっ!?
「えーーー〜!?そうなのーー!?」
なっ!?
なんですってーー!?
「そうなのか〜!」
玉森さんまで!!
「ち、違います!!好きじゃないです!!誤解です!!」
思いっきり否定した。
皆が私を見た。
「違うの?じゃあ なんでココアあげたの?」
それは…
「… 藤ヶ谷さんがいつも飲んでるから… だから… コーヒーよりココアがいいかな?って」
ただそれだけ…
別に深い意味はない。
よく会社近くのカフェですれ違うと必ず藤ヶ谷さんはココアの香りがした。
私はそれを覚えていただけ。
「な〜んだ、そうだったんだ〜… って、じゃあ、コイツ誤解してるぞ」
誤解?
「北山ちゃん、今 好きな人いる?彼氏とか」
え?彼氏は… いないけど…
好きな人… それは… 宏君かな?
でも、それは好きじゃないかな?当たり前のことだし…
「いないならさ、コイツ どう?」
は?コイツ??
「きゃーー!ダメダメ!!藤ヶ谷さんは皆のモノなのーー!!」
どう?って… まさか…
このキング・藤ヶ谷さん!?
「ん〜… ココアぁ〜… 」
!!!
ドン!!
ゴン☆!!
「でっ!!」
私は思いっきり膝から落とした。
「無理です!!」
絶対に無理!!
キングと私じゃ釣り合わない!!
いやいや、そんなことじゃなくて なんでこんなことになるの!?
「いってぇなぁ〜… なんなんだよ〜… 」
藤ヶ谷さんが起き上がって頭をさすっていた。
「ガヤ、残念な知らせだ」
藤ヶ谷さんは横尾さんを怪訝そうな顔で見ていた。
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時