思惑の写メ ページ47
◆◇◆ 太輔・side ◆◇◆
Aが俺の手をしっかり握ってくれる。
最初は冷たかった俺たちの手はだんだんあったかくなった。
「どこ行くんですか?」
ん?
「2人きりになれるところ〜♪」
おっと!?
ぐいっ!!
「… なんか嫌かも」
ちっ!
「… 冗談だよ」
まだダメか…
「やっぱ手強いな… お前」
可愛いお顔がムムッという顔になった。
これも可愛いかも。
「マジで冗談だよ。イタ屋だよ、イ・タ・屋!!」
Aの顔がビックリ。
「何で??何で??」
くすっ。
「さぁ?何ででしょう?」
俺はくすくす笑いながら歩いた。
会社近くの行きつけの店『イタ屋』
カランコロン♪
「俊哉〜 まだいいか〜?」
厨房から俊哉が顔を出した。
「いいよ〜!いらっしゃ… へっ!?」
ぷっ!!
猛ダッシュで厨房から出てきた。
「Aちゃん!?」
俺の後ろに照れくさいのか隠れた。
「うわぁーー!超 綺麗!!可愛い!!」
だろ〜♪
実は自慢したくて連れて来た。
それに… ある思惑もあった。
「俊哉、写メ撮ろうぜ!」
スマホを出した。
「え?やだ… 」
言うと思った。
「えーー!撮ろうよー!」
こっちも言うと思った。
俊哉は強引だし 諦めることない。
俺はそこを計算していた。
「1枚だけ!!ね?ね?」
Aは渋々OK。
「じゃあ撮るよ〜♪ 笑って〜♪」
俺はAの肩を引き寄せた。
カシャ!!
「うおぉーー!ガヤさんいいねぇ!!Aちゃん超〜可愛い♪」
撮ったモノを見た。
「うん、超 可愛い♪待ち受けにしよ〜と♪」
さっさと保存してアップ。
「きゃあ〜〜!!やめて〜〜!!」
俺のケータイを奪おうとしていた。
「俊哉のところにも送るからな〜♪」
Aの届かないように腕を上にあげ操作。
こうすれば俊哉のことだ…
「わぁ〜い!さんきゅ!宏光にも送ろ〜と♪」
きたーー!!よし!送れ!俊哉!!
「きゃあぁーー!俊君やめてーー!!」
今度は俊哉のケータイを取ろうとして必死のA。
ぷっ!
見てて飽きない奴。
「俊君のバカーー!!もうチョコあげない!!ふんだ!!」
え?
「チョコ!?欲しーーーー!!Aちゃ〜ん!お願いしますぅ〜〜!!」
チョコ…
Aはバックから小さな箱を出した。
「もう!しょうがないからあげる!はい!一日遅れましたがバレンタインです!!」
それを俊哉に渡した。
えっと… 俺は??
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時