彼女の心の傷 ページ43
◆◇◆ 太輔・side ◆◇◆
きゅっ。
よし!完璧!!
「お!かっこいい〜!」
渉がおだてた。
「ふぅ… 」
緊張で体が変。
ずしっ!!
「ミャァ〜ゥ!」
俺の頭にステが乗った。
「やめんか!せっかくセットしたのに!!」
また鏡を見て整えた。
「… 来てくれるといいな」
ん。
来てくれるだろうか…
「じゃあ、行ってくる」
ステを撫で俺は待ち合わせの場所に出かけた。
すると… ちゃんとAはいてくれた。
それも30分も早く。
「来てくれたんだ… 」
心の中でほっとした。
「ん?… なんか… ??」
誰かが話しかけ… Aの腕を掴んだ!?
明らかに嫌そうなA!
俺は慌てて走った。すると男の来ていてAともみ合いになっていた。
「なぁ、整形代いくらかかってんの?」
はぁ!?整形!?
「いや… 見ないで〜… 」
!!!
Aが蹲った。
コイツ!!
「ぐっ!!」
俺は男の胸倉をつかんで上にあげた。
Aを傷つけやがって… 許せん…
「え… ?」
涙目の顔が俺を見ていた。
「くる… 苦しい… 離せ… 」
このバカどもが…
「… 誰が整形してるって?」
さらに締め上げた。
ジタバタする男。
ドサッ!!
「コイツはな!天然なんだよ!!お前の女と一緒にすんな!」
投げ捨てるように手を離した。
「ゲホッ!ゲホッ!」
離したと同時に座り込んでいたAの腕を掴んだ。
ぐいっ!
「わ… 」
Aを抱きしめた。
「かっこいぃ… 超… いい… 」
アホか… このバカ女。
こんな奴は無視無視。
俺は、優しくAを撫でた。
涙いっぱいのA。
「よく頑張ったな」
そう言うとAは俺の胸で号泣だった。
「あの… あなたは… 」
ちっ!
まだいたのかよ… ウザ…
「コイツの彼氏だけど?それが何?」
あっかんべーをしてその場を立ち去った。
俺はすぐに映画館に入り トイレ前のベンチにAを座らせた。
映画が始まってる為 館内は静かだった。
「沁みるぞ」
ハンカチをぬらして目に当てた。
「… っく… うっく… 」
これじゃあ… 見れないな。
俺は泣き止むまで肩を抱いた。
「… すみませんでした」
Aが俺から離れた。
「大丈夫か?」
下を向き頷いた。
頬を優しく撫でた。
「… ブスなのに… なんで?」
え?
Aは泣きながらに過去にあったことを話してくれた。
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時