藤ヶ谷さんの笑顔 ページ37
会社前で藤ヶ谷さんを待っていた。
ガァー…
「お疲れ様っすーー!!」
来た!!
「え?え?」
すごい勢いで走っていた。
「あれ?ガヤ?どったの?」
違う課の人が聞いていた。
「今からスタバで商談!急ぐからじゃ!」
今から!?
ノー残業デーなのに!?
「やっぱ アイツすげーな」
すごいな… やっぱり藤ヶ谷さんは…
スタバか…
「待ってていいかな?」
私は ドキドキしながらスタバに行った。
「えっと… 何にしようかな…… 」
メニューを見ていた。
「本日まで限定のモカはいかがですか?」
限定?
「バレンタインチョコレート プレッツェルモカです♪ とても甘くて美味しいんですよ」
モカ…
藤ヶ谷さんの… 好きな…
奥の席で商談をしている藤ヶ谷さんを見た。
「… じゃあ、それください」
私は勧められるまま注文した。
「お待たせしました〜♪ごゆっくりどうぞ〜♪」
それを受け取った。
どこに座ろうかな…
「空いてない… 」
しばらく外で待っていた。
「寒いな… 」
でもカップがあったかいから平気。
どやどやと店内から人が出てきた。
「あ、空いた」
その席はなんと藤ヶ谷さんの近くだった。
「… 行こう」
勇気を振り絞って席に行った。
藤ヶ谷さんが見える方に座ろう。
私に気付いてほしいから。
「ドキドキするよ… 」
私は静かに座った。
すると… 藤ヶ谷さんはすぐに私に気付いた。
驚いた顔をしていた。
「ふふっ… 驚かせちゃった」
なんだか可愛いかも。
「で、では、そのように手配かけます」
あ…
終わるかも…
「ええ、頼みましたよ。わが商店街の運命にかかってるんですから」
運命…
「わかりました!お任せください!」
出逢ったのは運命なの?
私は、笑顔の藤ヶ谷さんを見ていた。
「では、失礼します」
商談相手は笑顔で帰って行った。
ドキッ!!
「はぁ〜〜〜… 」
え?え?
「何でいんだよ〜… めちゃ恥ずかしいじゃねぇか!」
恥ずかしい??
藤ヶ谷さんが照れたように私を見た。
髪をガシガシ掻いていた。
「あの〜… ダメでしたか?」
いちゃダメだったかな?
「すみませんでした… 」
ぺこりと謝った。
藤ヶ谷さんが髪を掻き上げた。
ドキーーーーッ!!
「めちゃ… 嬉しい」
私はその可愛い笑顔にドキドキした。
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時