叩かれた爪痕 ページ12
◆◇◆ 太輔・side ◆◇◆
会社に着く手前のスタバに寄った。
「おはようございます。お二人ともいつものですね」
頷く俺と渉。
出てくるのに待っていた。
「太輔!!」
「太ちゃん!!」
げっ!!
「やっぱり来たね」
来たな…
「何よ!これ!!」
2人の女が俺にケータイを見せた。
「お待たせしました〜… 」
店員もビビり気味。
笑顔で受け取ると渉とさっさと出た。
「ねぇ!聞いてるの!?」
聞いてませーん!!
「好きな女って誰よ!!私 別れないんだから」
あー… うぜ…
「私だって別れない!!」
めんどくさ…
無視して歩いていたが さすがに会社前はマズイ。
「渉、先いってて」
渉は頷いて先に行った。
2人を連れ、見えない場所に移動。そして2人に向き合った。
内ポケットからメガネを出してかけた。
「なによ… それ」
俺の新たな武器。
「ん?彼女からのプレゼント♪」
にっこり笑った。
2人の顔が凍りついた。
メガネを外しフレーム端部分を噛んだ。
「俺もさ〜、もういい歳だしさ、いい加減やめようと思って」
女たちが黙った。
「本気の女が出来た。だからもうお前ら抱けない」
げっ!!
パシッ☆!!
パシッ☆!!
「いってーー!!」
ダブルで叩かれた!!
それもステにバリかかれたところを!!
「ふん!さいてーー!!」
「死んじゃえ!!バカ!」
ひでぇ… 言いよう…
女たちは捨て台詞を言って俺の前からいなくなった。
「はぁ… 終わったかな?」
うう〜… ん、でもまだ来そうかな?
「いてて… マジいてぇ… 今度は右頬にしてもらおう!」
なんてな… はぁ…
冗談はこれくらいにして…
左の頬を撫でながら出社。
「太輔 大丈夫か?」
渉が覗いてきた。
「ぶっ!!」
???
なんだ??
「すげー 手形」
マジか!?
「それにステの爪痕 すげぇな」
そうなのか!?
「服部! 鏡!」
服部が笑いながら鏡を渡してくれた。
げっ!!
「血 出てる… 」
ボロボロやん… 俺…
「消毒したほうがいいと思うよ。猫の爪ってばい菌あるらしいから」
そうなのか!?
「渉!消毒!」
首を振った渉。
「ココに救急箱があるわけないだろ?庶務課行けよ」
庶務課!?
ガタッ!!
「課長!!ケガしたんで手当してきます!!」
課長は呆れて『しっし!』
俺は急いで庶務課に行った。
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亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時