ココアにノックアウト? ページ2
◆◇◆ 太輔・side ◆◇◆
こくっ…
(「美味い… 」)
ほっとする甘いココア。
何気に周りを見た。
あれ?
(「どうした?」)
隣にいた渉のカップを見た。
(「いや… 別に… 」)
俺だけ… ココアだった。
周りの香りを嗅いでも会議室に広がってるはコーヒーの香りだった。
ふと ココアをくれた人に目が行った。
ちょうど 全員に配り終わり出て行くところだった。
ぺこりと頭を下げたメガネの子。
あれは…
えっと… 誰だ?
う〜ん??
「… 以上で本日の定例会議を終わる」
誰だっけ??
(「全然思いだせねぇ… う〜ん… 」)
ココアを飲んでもまったくわからなかった。
ペチッ☆!!
「てっ!!」
頭をはたかれた。
「終わったぞ!いつまでそうしてる」
渉が席を立った。
ぞろぞろと会議室を出るメンバー。
「あのさ… これ… 」
渉にカップを見せた。
「??… それがどうした?」
いや…
そのカップを持ったまま俺は会議室を出ようとした。
「失礼しま… 」
え?
ドン!!
「すみません!!」
渉に誰かがぶつかった。
「いえ」
あ!
あーーーー!!
「お疲れまでした〜」
いた!!
「太輔?」
この子だ!!
俺の横を通り室内にあるカップを片付けだした。
「おーい!太輔〜!藤ヶ谷く〜ん!」
はっ!!
「どうしちゃった?ん?」
彼女が俺を見た。
彼女が歩いて俺のところへきた。
「それ、もういいですか?」
へっ!?
「カップだよ」
あ!カップ!!
慌ててカップを渡した。
「行くぞ、時間ないから」
彼女はぺこりと俺にお辞儀をした。
俺は半ばひきづられるように渉に連れて行かれた。
あれは… 誰なんだろう?
「何?惚れた?」
へっ… ?
「庶務課のメガネちゃんに?」
庶務課!?
渉に掴みかかった。
「知ってんのか!?」
ブンブン振り回した。
「や、… やめ… えーーい!やめんか!!」
腕を振り払われた。
ゲホゲホむせる渉。
「ったく… 女に不自由しないお前がどうしたの?まさか… マジで一目惚れ?」
一目…
惚れた…
「… かも」
ココアにノックアウトされたかもしれない。
349人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亀猫(プロフ) - erika2910さん» erika2910さん、こんにちは。メッセージ欄にお返事してます。ご確認ください。コメントありがとうございました(*^▽^*) (2023年4月5日 9時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
erika2910(プロフ) - 亀猫さんこんばんは、続き読ませて頂きたいです。パスワード教えて下さいm(_ _)mお願いします。 (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: 47d6a17890 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - 亀猫さんありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵) 続きを見るのが楽しみです♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - まさえさん» まさえさん、おはようございます(*^▽^*) メッセージの方へ、パスワードを発行してあります。ご確認ください。ありがとうございました(*'ω'*) (2022年8月16日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
まさえ(プロフ) - パート2を見たいのですが、パスワードがかかって見れません! 教えていただきたいです! よろしくお願いします。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: 8520b1feca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:亀猫 | 作成日時:2014年2月11日 17時