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「こ…れ」
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貸して ” と私の手から帽子を抜き去ると、ポンポンに巻かれていたネックレスを外す。
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和「よく見てて？」
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そう言うと、リングが真ん中に来るようにネックレスを均等に持ち、3.2…とカウントを始めた。
夢中でネックレスを見ていると
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和「あ〜ら、離れちゃった。どうする？これ笑」
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1の合図で一瞬にしてネックレスがただのチェーンになってしまった。
カズの右手には銀色のチェーン。
左手には、ダイヤ付きのリング。
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和「もう一度くっつけるのは無理そうだし、とりあえず付けてもらってい？」
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じゃあなんで離れたのよ、とその場に似つかわしくないロマンティックの欠片もないことを思うも、つい目を輝かせてしまう。
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和「ん、綺麗」
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左手の薬指にゆっくりとはめられた指輪のサイズはぴったりで、シンプルかつ凛としたこのデザインまさにドンピシャだ。
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和「中々恥ずかしかったよ？笑 男二人でこういうお店入るの」
「二人？」
和「潤くん。俺全然わかんねえんだもん。ここはファッション松本連れてかないわけにはいかないでしょーよ」
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あ、もちろん俺が選んだやつだよ？と嬉しそうに言うカズ。
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和「それ見た瞬間さ、惚れちゃったんだよね。その指輪に。ヒトメボレ。」
「一目惚れ…」
和「ビビッと来た。Aに似合うってすぐ思ったもん俺」
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いちいちツボをついてくるこの男は一体何者？
世の男性でこんな事言う人照れ臭くてなかなか言える人いないんじゃないかな？
って思うのは気のせい？
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また溺れていくんだ。
深く深く貴方の甘い迷路に。
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和「あ、そのポンポンの中見てごらん」
「え？」
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なんとポンポンがポコンっと外れて、中を見るとすごく折り畳まれている紙が一枚。
広げてみると、そこには
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和「それ、後で書いてもらうから」
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ほろりと涙がまた頬を伝った。
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あかね - お疲れ様でした (2015年8月6日 10時) (
レス) id: 82cfa87252 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - THINpoミルクティー (2015年8月6日 2時) (レス) id: 9c5403d75e (このIDを非表示/違反報告)
しろ - Thinpoの声が聞きたくて Mankoの声に耳すまーせ。 (2015年8月6日 2時) (レス) id: 1aee8e9803 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - Yo ! 理想？ んなもんねえ！ 俺がほしいのはMANKOだけ！ (2015年8月6日 2時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 俺の理想 … ?? “ オレ ノ チンポ ヲ ジユウ 二 シテクレルヒト ” (2015年8月6日 1時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーこ。 | 作成日時：2015年1月14日 22時
