【文スト】モブでいい。モブがいい。

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「なにこれ...」


周りには目から血を流した人達が暴れ回っていました


ゾンビみたいです...


これは非常にまずいです


早く逃げなければ冗談抜きであのゾンビ(仮)達に殺されてしまいます


「先輩！早く逃げますよ...ってなにしゃがんでるんですか立ってください！」

「む、無理。無理無理無理。私無理なのこういうの...幽霊はいけるけどゾンビは無理なの！！」

「それはいいんで、早く逃げましょう！やばいですって！！」

「...腰が抜けて動けない」

「.........え」

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という事で今先輩を背負って全力で逃げています


おチビな私には辛すぎますねはい


「本当にごめんねAちゃん。重いよね...」

「イエ、ダイジョウブデス」

「うん重いんだね」


いや先輩は悪くないんです。


全ては私がチビの運動神経悪子なのが悪いんです


ちなみに体力全然ありません


つまり


「ごめんなさい先輩...私もう、限界です...」


もう動けそうにないんです


ああ私はここで死ぬのですね...


「あ、え、ちょっやば」

「...どうしたんですか私はもう動けませんよ」

「う、上！なんかでっかいのが落ちてきそうなんだけど！！！」

「....はぁ？！？！」


え、待って待って待ってください


死ぬ前の心の準備というものがまだ整ってないんですけど？！


「Aちゃん！動ける？！」
「先輩！異能力を！」


私達が同時に叫んだ時、強風が吹き、上にあった物体が大幅に傾いた


先輩が異能力を使おうと口を開いた時



「異能力______」

誰かの声が一足先に響いた

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「汚れつちまつた悲しみに」

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