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上田A、26才。
小さい頃からメンクイで、どうしてもそこだけは譲れない。
顔も中身もいい男は世の中にたくさんいるって分かってるけど、何故か私は顔はいいけどダメ男とばかり付き合ってしまうんだ。
仕事終わり、同期で仲良しの瑞樹を誘ってバーへ立ち寄った。
「うそ。タケルくんまでダメ男だったの？」
「ダメっていうか…ダメじゃないんだよ。ただ、…」
2週間前まで彼氏がいた。
5歳年上で、エリート銀行員のタケルくん。
家柄が良くて、裕福で優しい人だった。
そんな彼は、来年度から大阪へ転勤が決まっていた。
若いのに副支店長というポジションを用意されて、もちろんその際には私も一緒にって。
それはつまり…
「でもさ、婚約までしてたのにダメって気づかなかったの？」
「だから、ダメじゃないんだって！
今までの人とは違ったよ。
仕事できるし、浮気もしないし、ギャンブルもお酒もタバコもしないし。
ただ…」
「ただ？」
「全然気づかなかったんだよね…。
タケルくんが超絶マザコンだったなんて。
しかもさ、末っ子長男なんだよ！！！お姉さん4人もいてさ！」
「お姉さんいたのは知ってたでしょ？」
「知ってたけど、何人いるかまではそういえば聞いてなかったんだよね…。
次の春から大阪に転勤するならさ、結婚しようって話になってて。
そしたらお母さん付いてくるって言うんだよ？
新居建てて、自分の部屋作るって」
「お父さんは亡くなってたっけ」
「そう。お姉さんたちも独立してるから家出てってて、実質タケルくんと2人で暮らしてたからさ。
タケルくんも、結婚したらお母さんも当然大阪に連れて行くつもりだったみたいで、当たり前だから相談する必要無いでしょ？って感じだった」
1人になるお母さんが心配だからって気持ちは分かるけど、私の気持ちや意見は一切無視なのがショック過ぎた。
こんな風にこの先の事もどんどん、私抜きで決められていくのかなって考えたら付き合うのはもちろん結婚なんて無理と思えてきて
そんな私にタケルくんも気づきはじめて、「親を思いやれない人は無理」と言われてお別れした。
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あお(プロフ) - はじめまして！この作品を見させていただいております^ ^なんかついつい続きが気になってどんどん読んでいってしまいました！あと、移行する前にメッセージがあったのがなんか嬉しかったです＾＾いまから次の話を見てきます！楽しみです(^ ^) (2019年4月25日 0時) (
レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ミルキァさん» コメントとご指摘ありがとうございます！直しました(^-^;また続きもよろしくお願いします(^-^) (2019年2月13日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキァ(プロフ) - コメント失礼致します！いつも楽しませて頂いています(*^^*)48の投稿の転勤が天気になってると思います。違ったらごめんなさい(;_;) (2019年2月13日 1時) (レス) id: d4ceab3b1f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ゆっぽんさん» コメントありがとうございます。頂いた日からなかなか更新が出来ず申し訳ないです_(。｡)_落ち着いたらまた描き始めますので、その時はぜひ読んでやってください♪ (2019年2月10日 22時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぽん(プロフ) - 初めまして！この小説とっても大好きで唯一毎日チェックさせて頂いてます。毎日更新していただいてありがとうございます！これからも楽しみにしてます( ^ω^ ) (2019年2月9日 1時) (レス) id: ae7f2f8e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2019年1月16日 20時
