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マザコンだからって一方的に距離を取りはじめたら、結果私がフラれるというオチ。
口約束レベルの婚約だったけど、将来も考えた人だったからさすがにダメージは大きい。
「タケルくんはこれまでのダメ男とは違うと思ったのにねー」
「…そだね」
時間が経って、
人に話してみて気づくこともある。
タケルくんの話を聞いただけでアレコレ妄想して無理って決めつけて勝手に距離を置いていって別れる方向に持っていくとかさ。
ダメなのは私じゃん…。
大きなため息をつくと、瑞樹は時計をチラっと見て申し訳無さそうな顔をした。
「ごめん、私そろそろ行かなきゃ」
「うん。もう時間?」
「また今度ゆっくり話聞くから。じゃ、お先ね」
「お疲れー」
荷物をまとめてそそくさと店を出て行か後ろ姿を見送って、ため息。
別に恋愛体質なわけじゃないけどさ、やっぱり自分が失恋した後は友達がデートに行ってしまうのも寂しく感じてしまう。
待ち合わせ時間までって無理に愚痴に付き合ってもらってたんだから文句は言えないけどさ。
1人で飲んでても悪酔いしてしまうだけになりそうで店を出た。
特に予定も無いからゆっくり家に帰ろうと、酔い覚ましも兼ねて一駅前で電車を降りてブラブラ歩いていると
目の前に、初めて見るお洒落な建物が飛び込んできた。
「…スポーツジム、かな?」
高そうなジム。
少し先に高級住宅街があるし、セレブ向けなのかな。
今月の会費無料キャンペーン!みたいな旗も立って無いし、ガツガツ募集しなくてもお客さん集まってるのかな。
そんな事を考えながら、ほろ酔いの軽いノリで中を覗こうとキョロキョロしていると、
「…見学希望の方ですか?」
やば。勧誘される!!!
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あお(プロフ) - はじめまして!この作品を見させていただいております^ ^なんかついつい続きが気になってどんどん読んでいってしまいました!あと、移行する前にメッセージがあったのがなんか嬉しかったです^^いまから次の話を見てきます!楽しみです(^ ^) (2019年4月25日 0時) (レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ミルキァさん» コメントとご指摘ありがとうございます!直しました(^-^;また続きもよろしくお願いします(^-^) (2019年2月13日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキァ(プロフ) - コメント失礼致します!いつも楽しませて頂いています(*^^*)48の投稿の転勤が天気になってると思います。違ったらごめんなさい(;_;) (2019年2月13日 1時) (レス) id: d4ceab3b1f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ゆっぽんさん» コメントありがとうございます。頂いた日からなかなか更新が出来ず申し訳ないです_(。。)_落ち着いたらまた描き始めますので、その時はぜひ読んでやってください♪ (2019年2月10日 22時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぽん(プロフ) - 初めまして!この小説とっても大好きで唯一毎日チェックさせて頂いてます。毎日更新していただいてありがとうございます!これからも楽しみにしてます( ^ω^ ) (2019年2月9日 1時) (レス) id: ae7f2f8e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2019年1月16日 20時