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花屋とカフェと神ちゃんの絵面って、ちょっと似合ってる気がする。
オシャレなもの、可愛いモノに敏感やからかな。
俺とは大違い。
そして、思った通り…
「お兄さんも《トモちゃん》ですね！同じやないですかー！」
「ほんま？え、自分も《トモちゃん》なん？」
「はい！友美(ともみ)って言うんですけど、みんなそう呼ぶんですよー」
「そうなんや。俺は智洋(ともひろ)なんやけど、みんなは神ちゃんて呼ぶで」
「今度神ちゃんの美容院行こうかな♡」
「お、来て来て。シゲと同じ髪型にしてやる」
「えー、やだぁ。絶対無理ー」
友ちゃんと神ちゃん、めっちゃ盛り上がってるし。
それを横目にセルフサービスのコーヒーを自分で淹れて飲んでいると、電話を終えた広瀬さんが俺の元へ来た。
「お待たせしました。店長から、ケーキの予約取るのOK出ましたので、こちらに記入してもらっても良いですか？」
「ほんま？良かったー」
予約表に連絡先を書いていると、広瀬さんが小さな声で、心配そうに言ってきた。
「……重岡さん、良いんですか？」
「え？何が」
「友ちゃんとお友だち、ありえないくらい盛り上がってる…」
「へ？あ、あー…ええんちゃう？気が合うなら」
「でも、重岡さん友ちゃんの事…」
ここまで言われて、やっと広瀬さんの中で俺は友ちゃん狙いの設定やったことを思い出した。
「…好みなら、もっと積極的にいかなきゃ伝わらないですよ」
「……なんか、広瀬さんに言われるとか変な感じやな」
「すいません。関係ないですよね、私には。お節介でごめんなさい」
「ええよ、ありがとう。心配してくれてるんやろ？」
「…はい」
そもそも、この設定のメリットは何なんやと。
気軽に店には来れるようになったし、広瀬さんとも話せるけど
「やだ、神ちゃんおもしろーい」
完全に2人の世界やし、他にお客さんもおらんからええかな。
「広瀬さん、ごめん」
「え？」
「俺、ほんまは広瀬さん狙いやねんけど」
「……は？」
「だから、やっぱり友達にはなれへんわ。ごめん」
呆気に取られてる広瀬さんを祈るような気持ちで見つめた。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月21日 11時
