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まさか離婚歴があるとは…。
だけど、今時そんな話も珍しく無いし、引け目に感じることないやろ。
むしろ、ちょっと安心したかも。
他に好きな人がいるとかの方が、よっぽど壁は高い。
「ここまで言ったから、全部話聞いてくれます？」
「もちろん。何でも聞くで」
「…私ね、その人しか知らないんです。男の人。
中学の時に初めて出来た同級生の彼氏で、25才でその人と結婚したから」
「へぇ。凄いやん、純愛やな」
「そう。…純愛だったんですよ、私は。
でも、彼は違った。私だけじゃなくて、彼には他にも女の人いたから」
「…浮気してたん？結婚してから？」
「する前も、した後も、何人も同時進行。
…結婚したくらいだから、本命は私だと言われればそうかもしれないけど…。
でも、妊娠しちゃって。その人。
…打ち明けられたのが遅くてどうしようもない状態にまで進んじゃって。
彼の事も彼女の事も正直恨んでるけど、子供には罪ないから。だから別れたんです…」
飲まなきゃやってらんないよな。
グラスを手に取る回数がどんどん多くなるけど、それは止められなかった。
「A…辛かったな…」
「辛かったよ…ほんと…。
ていうか、さりげなく名前呼びましたね今」
「うん、あかん？広瀬さん、なんて呼ぶ気分や無くなった。
そっちもタメ口に変わってんで」
「…ほんとだ」
涙で濡れた目を拭って席を立つと、キッチンから更に別のお酒を持ってきた。
今度は赤ワイン。それを開けると、自分のグラスに注いでる。
「飲み過ぎやで」
「分かってる。…でも、飲まなきゃやってられないもん」
だけどさ…。
自分で注いだ分を飲み干して、更に注ごうとしたから
さすがにこれ以上はと思ってその手を止めた。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月21日 11時
