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2時間ほど電車に揺られ、無事東京へ戻ってきた。
今まで100%お友だちだったのに、こんなに早く2人の関係は変わってしまうものなの?
百合の事を家まで送るから、と神ちゃんと2人で帰ってしまった。
「2人は社宅やし、どっちみち一緒に帰るやろ?また明日なー」
「じゃーね、おやすみー」
楽しそうな2人を見送って、重岡くんと2人残された。
「なんか、あそこまで見せつけられると腹立つな」
「ねぇ。いや、でも付き合い始めはあんな感じなんじゃない?離れるのも惜しいというか」
「…かもな。帰るか、俺らも」
そのまま電車乗って、家の近くの駅に到着。
同じ関東だけど、海の街と都会の暑さは違う。
こっちの方が蒸し暑い。
「なぁ、この後何するん?」
「帰ってから?洗濯」
「ふはは、リアルやな。じゃなくて、……もし暇やったら、飯行かないかなって思って」
「ごめん、ちょっと今夜は予定あるんだ」
ついさっき、流星くんに会う約束をしたから。
私の返事を聞いて、重岡くんは本当に一瞬だけど悲しそうな顔をした気がした。
「そっか、わかった。また今度な」
「うん。おつかれ様」
「おぅ。お疲れー」
最後は笑顔でエレベーターから重岡くんは降りて行った。
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ひろちゃん(プロフ) - 何回読んでもいいお話( ; ; )占ツクで散々色んなの読んできてどれも素敵だったけど、ほんとにほんとにこの作品が一番大好きです(>_<)物語も綺麗でほんとに大好きな作品です!これからもたくさん書いてください!ほんとにファンです!! (2019年1月4日 1時) (レス) id: b3980d9be3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 恋夏さん» コメントありがとうございます^_^読み手の方に少しでも喜んで頂けた作品になり、とても嬉しく思います。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - green songさん» お返事が遅くなり申し訳ありません(;o;)久しぶりに自分で読み返してみて、改めて重岡くんみたいな人が側にいたら良いのに…と自画自賛してしまいました笑。拙い文章でしたが、喜んで頂けて嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
恋夏 - 最後本気で号泣してました!とてもいいお話でした。最高です! (2018年10月1日 22時) (レス) id: bda6d95fa7 (このIDを非表示/違反報告)
green song - とてもいいお話でキュンとしました!!また読み返したくなるお話です!また素敵なお話をお願いします!! (2018年3月28日 12時) (レス) id: 702ccfe687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年3月11日 10時