アンジュ・エ・デモン 4th

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どうしたんだろう、さっぱり意味が分からない。





考えてたら、普段あんまり選ばないような弁当を買ってしまった。






適当にチャンネルを変えながら、ビールと弁当で一杯するか。

そうそう、これが俺の日常やからな。

唯一の友達の神ちゃんは岡野に取られたし。








……って、こんな風に陰気な自分に嫌気がさしてくるわ。

大阪おる頃は、嫌な事あったら地元の仲間と遊んだりして、次の日には忘れてって。






お盆は丸っと大阪帰ろう。あと数日仕事行けば、もうお盆休みやん。








ピコン♪

高橋今家にいる?少し話したいんだけど








高橋からのLINE。

珍し。

あいつから、こんな風に連絡くるのいつぶりやろ。








俺家やで。もう外出ないから、いつでもどーぞ









そう返信してから、五分も経たずにインターフォンが鳴った。






まさか、会いに来たん？わざわざ。



相変わらず警戒心が無いというか、遠慮も無いというか…









「はーい」








ドアを開けると、やっぱりそこに立っていたのは高橋やった。








「こんばんは…ごめんね、いきなり」


「おん。ほんま、いきなりやな」


「ごめん…もう少し後にした方が良い？何かしてた？」


「いや。でも部屋散らかってるで」


「重岡くんの部屋、いつも綺麗じゃん。



…あの、入っても良い……？」









また、こうやって俺のこと惑わすから




つい2日前くらいに、自分の事好きな男の部屋なんかに来るなって注意したばかりやのに。








「……どーぞ」


「お邪魔しまーす」







少しくらい、警戒しろや。

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