Blue Lagoon ２

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お盆休み中は広海さんの親戚がお店を手伝いに来てくれている。

一番忙しかった昼時も過ぎてた事もあって、このまま今日は仕事終わっていいよと連絡が来た。




テラスで微妙な雰囲気だったの、広海さんたちも気づいてたのかな？
気を遣わせてしまった…雇い主に。

落ち込むけど、このまま戻らなくて良いなら少し気楽になった。




「みっくん、私このまま今日仕事終わっていいんだって」



「まじ？何すんの？」



「何しよう…みっくんは？」



「俺はー…暇だから高嗣と遊ぼうと思って行ったんだけどなぁ。


なんか遊ぶ気失せたわ」



「…ごめんね、みっくんまで嫌な気分にさせちゃって」



「別に、お前が落ち込む必要ないし。



じゃー、街にでも出る？」




東京かぁ〜…。うーん、どうしようかなぁ…




考えてると、みっくんが指をパチンと鳴らした。





「すげー、良いこと思いついた！」



「何？ほんとに良いこと？」



「お前失礼だな。



さっきのAを取り合ってる俺らを、現実にしに行こうぜ」



「はぁぁ？ごめん、よくわかんない…」



「いいから！水着くらいあるだろ？取りに帰るぞー」



「水着っ！？いや、ちょっとっ！！！」





再び手を握られて、ズンズン早足で家に向かう。





みっくんの真意が本気で分からない。

手を引かれるままに、後を付いて行った。

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